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ラツィオ鎌田は「チームの中心に現れた」 伊メディアが高評価「唯一、強度を持ったプレー」

FOOTBALL ZONE / 2024年5月6日 6時50分

■モンツァ戦で後半20分までプレー

 イタリア1部ラツィオのMF鎌田大地は、現地時間5月4日に行われたセリエA第35節モンツァ戦にスタメン出場すると、先制点の場面で強烈なミドルシュートを放った。結果的に試合は2-2で引き分けたが、イタリアの大手紙などでも高い評価を得ているとイタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」がまとめている。

 ラツィオのイゴール・トゥドール監督は鎌田をダブルボランチの一角に起用。そして前半11分、右サイドに展開された攻撃からゴール正面にこぼれ球が転がると、うしろから走り込んだ鎌田が右足ミドルを放った。低空で飛んだ強烈な一撃は相手GKがわずかに触ってクロスバーに当たったが、跳ね返りをイタリア代表FWチーロ・インモービレが押し込んで先制点になった。

 試合前にコンディションの問題で欠場の恐れもあるとされていた鎌田は1-0でリードしていた後半20分に交代となったが、そこからゲームは大きく動いた。後半28分にモンツァが同点に追い付くと、10分後にラツィオが勝ち越して再びリードを奪う。しかし、最後は後半アディショナルタイムにモンツァが同点ゴールを決めて引き分けに終わった。

 イタリアの有力紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は鎌田に「7点」をつけて先制点の場面を称賛しているが、それだけでなく「ピッチ上で唯一、強度を持ったプレーのできていた選手だ」とプレー内容を評価した。

 また、「コリエレ・デロ・スポルト」紙は鎌田の採点を「6点」とし、交代の理由を「警告を受けたことでピッチを去らざるを得なかった」と分析している。そして、「トゥット・スポルト」紙は「6.5点」を与えているが、「立ち上がりからチームの中心に表れたが、時間が進むにつれてペースダウンした」とも評価した。

 ほかにも「コリエレ・デラ・セーラ」紙とラツィオ専門のニュースサイト「ラツィオ・シアーモ・ノイ」、そして「トゥットメルカートウェブ・コム」はいずれも「6.5点」としている。強烈ミドルも印象的だったが、プレー内容への高評価が増えていることからも前任のマウリツィオ・サッリ体制時代の苦境からは完全に脱したと見て良さそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)

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