世界で戦える才能発掘する「NIKE MOST WANTED」間もなく開幕!前回の国内選考会勝者が高校生たちへメッセージ
ゲキサカ / 2014年12月19日 21時23分
―印象に残った選手はいました?
「2人いたんですけど、1人はギリシャ人で、身長はそんなにないんですけどめちゃくちゃ足が速くてごついやつで、もう普通に抜かれて。あと1人はブラジル人のCBだったんですけど、自分よりでかくて強くて。その2人は印象に残りました」
―改めて振り返って、自分で成長したと思うところは?
「行った後はやっぱり世界をちょっとでも経験できたので、そっちが基準になりましたね。フィジカルコンタクトが日本で通用しても世界ではどうなのか。ヘディング勝てていても、外国人はもっとでかいから、どうなのかとか。そういうことをもっと深く考えるようになりました」
―逆にここは通用した、という部分もあったと思うんですが。
「ロングフィードだったり、対人もヘディングも一応は負けなかったんで、そこは自信になりました」
―今もう1回、グローバルファイナルに行けるとしたら違った自分を見せられますか。
「できると思います。外国人に1回びびったんで(笑)、次行けばそこも気にせず、思いっきりできるのかなあと。やっぱり最初は『できるのかなあ』っていう、メンタルのところが大きかったですね」
―では現在の楠本くんについて。今は大学生なんですよね。東京国際大学。チームの中ではどういう立場なんですか。
「結構早い時期にトップチームには上がれたんですけど、4年生とかにちょっと遠慮しちゃって。思いっきりできなくて。試合にも1回も出れてない状況です。一応トップチームにはいるけど、試合には出てないです。だから目標はまずはスタメンで出ることです」
―グローバルファイナルを経験したことが、今のプレーに生きていると思いますか。
「日本人のほうがフィジカルコンタクトが弱いっていうか、球際での必死さ、がむしゃらさが外国の選手にはあったんで。外国人は人生懸けて来ているから、というのを関係者の方に言われたんですけど、ちょっとそこ意識して見てみたら、ちょっとでもボールがルーズになったらスライディングするぐらいだったんで、「気持ち入ってるなあ」という。そこは自分でも意識しています。
―プロは意識している?
「それはずっと意識してます。グローバルファイナルに行く前からずっと。グローバルファイナルに行ったことで、少しは近づけたかなあと思いました。グローバルファイナルに行けたこと自体が。関東ラウンドで選ばれて、自分の実力が少しは通用するのかな、と思いました。自分のことを普段見ているコーチではなく、全く知らない人から評価されるというところが、やっぱり自信になります」
―NIKE MOST WANTEDに参加する高校生たちに、先輩としてアドバイスを送ると。
「受かれば世界に行けるっていうプレッシャーで、自分の思い通りのプレーだったり、よく見せようと思うんじゃなくて、自分ができることは限られているだろうし、それぞれ得意不得意があるんで、そこはセレクションということを気にするよりは、思いっきり自分の出せるところを出せるように、がむしゃらにやればいいと思います。変にセレクションと意識しないほうがいいと思います」
―高校生年代の部活性に対して、普段のトレーニングへのアドバイスはありますか。
「自分が意識していたのは、どこの高校とやったとしても、個で勝ったとしても満足したことはなくて。上には上がいると思ってたので。現状に満足せず、毎日練習することが大切だと思います」
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