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5年ぶり、令和初開催の自衛隊サッカー大会、厚木マーカスが最多21回目の優勝

ゲキサカ / 2024年4月22日 20時16分

海上自衛隊厚木航空基地マーカスが21回目の全国自衛隊サッカー大会優勝

[4.20 全国自衛隊大会決勝 海上自衛隊厚木航空基地マーカス 5-3 航空自衛隊入間基地第三補給処 西が丘]

 全国各地の駐屯地や基地で活動するチームの日本一決定戦、第57回全国自衛隊サッカー大会は20日に味の素フィールド西が丘で決勝戦を行い、海上自衛隊厚木航空基地マーカス(以下、厚木マーカス)が5-3で航空自衛隊入間基地第三補給処(以下、空自三補給)を破り、最多21回目の優勝を飾った。

 前回開催は、平成最後の年となった2019年。翌年からコロナ禍に見舞われたことなどにより、大会中止が続いていたが、5年ぶりに開催。令和になってからは初開催だったが、絶対王者が変わらぬ強さを示した。

 厚木マーカスで選手兼任監督を務めるDF大山徹(日本大出身)は「負けられないので、優勝できて良かった。仕事柄、社会情勢に左右される大会。今回も能登半島地震があり、陸上自衛隊の金沢駐屯地は出場を辞退した。当たり前に開催できる大会ではないと、5年を振り返って思う。開催してもらったことに感謝したい」と久々の開催と、自衛隊最強を証明したことへの喜びを語った。

 試合は、何度も流れが変わる激戦となった。開始2分、厚木マーカスは、右MF吉田誠(桐蔭横浜大出身)のクロスをFW坂倉光雄(安房高出身)が右足ボレーで合わせて決定機。圧倒する流れかと思われたが、前半3分に先制したのは、空自三補だった。中盤で左MF斎藤元太(日章学園高出身)がボール奪取からドリブルで前進してスルーパス。FW境大輝(久留米大出身)が抜け出して先制点を奪った。

 リズムを失った厚木マーカスは、試合のペースをつかめず、攻めあぐねる展開となった。しかし、何度も三補のカウンターに脅かされながら押し込み続けると、前半35分、左MF佐々木蓮(尚美学園大出身)のクロスを右MF吉田が頭で合わせて同点。さらに前半終了間際、浮き球の縦パスに抜け出したMF工藤隼人(神奈川大出身)がドリブルからラストパス。MF吉田がワンタッチで合わせて連続ゴールで逆転した。

 空自三補は、後半開始早々に逆襲。右にポジションを変えたMF斎藤へ、DF児玉弦太(ルーテル学院高出身)がロングフィード。斎藤がワンタッチのアーリークロスをゴール前に送って好機を作った。この高速カウンターアタックで左CKを獲得すると、斎藤が蹴ったボールをDF鈴木隆介(青森山田高出身)が鮮やかな左足ボレーでゴールへたたき込み、2-2の同点とした。

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