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プレミア2戦連発の「100パーセントで一生懸命やる」1年生ストライカー。鹿島ユースFW吉田湊海が眩く放つハンパない期待感

ゲキサカ / 2024年4月22日 20時6分

貴重な同点ゴールに鹿島アントラーズユースFW吉田湊海(1年=FC多摩ジュニアユース出身)は歓喜のダッシュ!

[4.21 プレミアリーグEAST第3節 流通経済大柏高 2-2 鹿島ユース 流通経済大柏高G]

 ピッチのどこにいてもわかるような存在感は、短く刈り込まれた初々しい髪型だけが理由ではない。常にゴールを狙い続けている姿勢は、極めて鋭い視線からも容易に伝わってくる。その上、もうプレミアリーグという舞台で結果を出しているのだから、やはり普通の高校1年生とは一線を画した才能を持っているということなのだろう。

「プレミアというのは高校の中の最高峰のリーグで、自分の思ったようにプレーができない時もありますけど、自分が得意としているところは点を獲るところなので、これからも点を獲り続けられるようにしたいと思いますし、このアントラーズの中で中心になってやっていきたいと思います」。

 いきなりの2試合連続ゴールで早くもその実力を示し始めている、鹿島アントラーズユース(茨城)の40番を託された15歳のストライカー。FW吉田湊海(1年=FC多摩ジュニアユース出身)が磨いてきた得点感覚は、高校最高峰のステージでも眩い光を放っている。


「前半で2失点してしまって、悪い流れで自分たちのゲーム運びができない中で、自分にボールが入ってもあまりチャンスを作ることができなかったです」。吉田もそう振り返ったのは、アウェイに乗り込んで迎えたプレミアリーグEAST第3節の流通経済大柏高(千葉)戦。鹿島ユースは14分に失点を喫すると、25分には2失点目を献上。小さくないビハインドを負って、最初の45分間を終える。

 ただ、40番は抜け目なく決定機を掴んでいた。20分。相手の最終ラインでのビルドアップが乱れると、ルーズボールに誰よりも速く反応してダイレクトでフィニッシュ。軌道は左のポストに弾かれたものの、何もないところから一瞬で得点の香りを漂わせてみせる。

 ハーフタイムを挟むと、FW島田ビクトルゆうぞ(3年)が前線に投入されたことで、チームの戦い方もより明確に。「ビクトル選手にボールを集めて、そこから攻撃の起点になって、後半の立ち上がりは流れも良かったのかなと思います」と吉田も話したようにリズムを掴んだ鹿島ユースは、15分にMF福岡勇和(1年)のゴールで1点を返す。

 同じ1年生のゴールに、この男も燃えないはずがない。「福岡選手が1点目を獲ってくれて、その流れで自分も『絶対に点を獲ってやる』という気持ちではいました」。3分後の18分。DF土橋竜之介(3年)がややラフに前方へ蹴り込んだボールは、吉田の“範囲内”へ落ちてくる。

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