[球蹴男児U-16]宮崎日大のリーダー、菅田琉晟はCB、FWの“二刀流”に挑戦中。自身、チームに厳しく「もっと成長しないといけない」
ゲキサカ / 2024年5月6日 9時2分
[5.4 球蹴男児U-16リーグD1第1節 宮崎日大高 1-3 東福岡高 大津町運動公園球技場]
宮崎日大高(宮崎)は昨年の「球蹴男児U-16リーグ」D2リーグで2位。入れ替え戦で熊本国府高(熊本)を6-1で下し、D1リーグへ昇格を果たした。今回、D1リーグ開幕戦で3連覇中の東福岡高(福岡)と対戦。主導権を握る時間帯があったものの、1-3で敗れた。
前半は右SB芝吹逢翔の右足キックやMF吉田春輝の中盤からの飛び出しがチャンスに繋がった。崩し切り、ゴール前へのラストパスがFW林仁翔やMF河村彩叶に通っていたものの、相手の好守にあって決め切ることができない。MF吉田春輝が相手のポケットへ潜り込む
CB保城朋希やCB山本泰雅を軸によりボールを大事に攻めて押し返した後半も、得点は相手オウンゴールの1点のみ。DF登録のFW菅田琉晟(宮崎日大中出身)は、「後半から 自分たちのペースを取り戻したのは良かったですけど、決めきれるところで決めきれていれば」と悔しがった。
チームリーダーの菅田は、D1リーグについて「凄くレベルが高いと思います」。そして、「もっと成長しないといけないです。この開幕戦の強度をもっと練習とかで増やしていかなといけない」と日常の練習から強度を変えることを誓っていた。
右SB芝吹逢翔は正確な右足キックでチャンスを創出
菅田は本来、ロングフィードやコーチングを特長とするCB。だが、系列の宮崎日大中時代から「CBとFW、どちらもできるように準備を」と指導陣に声がけされていたという。この日はFWとして先発。武器であるシュート力を発揮しようとしたが、まだまだFWとしての動きに課題があることを実感していた。
それでも、強い姿勢でチームをまとめる菅田は、CB、FWの“二刀流”に全力で挑戦。そして、「もっとチームを引っ張っていけるような選手になりたい。選手権も全国に出ることが目標なんで。まだまだ成長しないといけない」と意気込んだ。「勝ってる時でも負けてる時でも、雰囲気は凄くいいかなと思います」というチームメートとともに、成長を続け、目標を達成する。
MF戸村陽が中盤でボールを奪い返す
(取材・文 吉田太郎)
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