阪神・青柳晃洋は移籍か、残留か…今オフFA権行使を左右する「マウンドからの景色」
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月27日 8時0分
甲子園じゃなければ…(C)共同通信社
阪神の杉山オーナーが26日、大山、坂本らのFA権取得に関し、「現場の意見を最大限、尊重しようと思う」と話した。
26日のヤクルト戦に先発した青柳晃洋(30)も、今季中に取得資格の権利を満たす予定だ。最多勝、最高勝率を2度(2021、22年)、最優秀防御率(22年)を1度獲得するなど通算60勝をマーク。昨季は8勝6敗、防御率4.57ながら、2年連続で開幕投手を務めた今季は5試合に先発し、1勝2敗、防御率2.96。クオリティースタート(6回3失点以内)3度と安定した投球を続けている。
昨オフの契約更改は3000万円減の年俸2億1000万円でサイン。Bランクに該当するとみられるが、球界では「残留か移籍か、マウンドとの相性が左右するかもしれない」との声がある。
実は青柳は甲子園をあまり得意とはしていない。過去5年間の本拠地での防御率は、23年4.09、22年2.90、21年3.33、20年2.56、19年3.06。20年こそ球場別成績は甲子園が最も良かったが、タイトルを獲得した21年、22年は準本拠地の京セラドームを含めた7球場の中で最も防御率が悪かった。球界OBが言う。
「通算防御率が2.50以下と、最も相性がいいのがバンテリンドーム。中日の首脳陣によれば、ナゴヤでの青柳は、甲子園で投げる時よりボールに角度があり、ツーシームやシンカーのキレが増すそうです。理由として考えられるのは、マウンドの傾斜です。甲子園もナゴヤも高さ自体はさほど変わりませんが、ナゴヤの方が傾斜が急です。同様に得意としている京セラも、ナゴヤに近いイメージ。マウンドから見える景色は投手ごとに違いますが、たとえば左腕の大竹はナゴヤのマウンドについて『甲子園とは全然違う。凄く高くて、傾斜があって固い』と言っている。青柳は傾斜が急な方が投げやすいのかもしれません」
阪神では、甲子園のバックネットのフェンスの低さを気にする投手もいるという。
「青柳がどう感じているかはともかく、甲子園は他球場よりフェンスが低く、マウンドからほぼ同じ目線で観客が見えるほど。フェンスが高いほうが捕手までの距離を近く感じる投手も少なくありません」(同)
この日の青柳は甲子園で4回途中5失点(自責2)。阪神は中日、オリックスの横槍を警戒した方がいいかもしれない。
◇ ◇ ◇
本文冒頭に登場する大山が仮にFA権を行使した場合、「4年16億円」規模で争奪戦が勃発すると見られる。それほどまでに評価を押し上げた「目に見える数字以上の価値」などは、
●関連記事【もっと読む】…で詳しく報じている。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【阪神】今季4度目&1週間に3度の1―0勝利に岡田彰布監督「もうシャットアウトするしか勝つのないやん」
スポーツ報知 / 2024年5月19日 5時0分
-
【スタメン】ヤクルトは中村が今季初の2番起用、3番は好調の長岡 阪神は森下・大山がスタメン復帰
日テレNEWS NNN / 2024年5月17日 17時59分
-
8年ぶり単独首位にも一瞬立った立浪ドラゴンズがこれから「失われた10年」に突入するワケ…監督就任時からおかしくなったドラフト戦略
集英社オンライン / 2024年5月17日 16時0分
-
【予告先発】広島・床田寛樹が“15回無失点中”のヤクルト戦に先発 対する小澤怜史は今季初勝利狙う
日テレNEWS NNN / 2024年5月14日 11時20分
-
【予告先発】中日は高橋宏斗が今季初の阪神戦 首位阪神は村上頌樹が2年連続の豊橋のマウンドへ
日テレNEWS NNN / 2024年5月14日 6時45分
ランキング
-
1レーバークーゼンが歴史的快挙!ドイツ1部史上初シーズン無敗優勝達成 クラブ初の“欧州3冠”へ弾み
スポニチアネックス / 2024年5月19日 0時28分
-
2宮田笙子、NHK杯13年ぶり3連覇で初五輪切符 岸里奈、岡村真、中村遥香が五輪代表決定
スポーツ報知 / 2024年5月18日 16時12分
-
3巨人・坂本勇人「いい感じで打てました」 “ミスター超え”187度目猛打賞
スポニチアネックス / 2024年5月18日 19時32分
-
4大谷翔平、メジャー8冠→5冠に後退 4の0で2試合ぶり無安打…リーグでは7冠
Full-Count / 2024年5月19日 12時38分
-
51014億円男・大谷翔平が生んだ“今季最高”の光景 米国でも話題沸騰「大金が支払われた理由」
THE ANSWER / 2024年5月18日 19時33分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください