ラオス南部サワンナケートのタイ領事館が移転
Global News Asia / 2014年10月8日 19時42分
2014年8月末にラオス南部サワンナケートにあるタイ領事館が移転した。
ノービザで出入国を繰り返す、いわゆるビザランの規制強化によって、観光ビザを申請する外国人が急増しているのがラオスや周辺国のタイ領事館だ。
その中でもラオスの首都ビエンチャンの領事館は、早朝からタイのノンカーイを越えてやって来る外国人の行列ができている。朝7時頃から並んで受け取った順番は300番近く。このために、番号を呼ばれるまでひたすらに2時間近く待ち続けなければならない。
ビエンチャンのタイ領事館に外国人が多く訪れるのは、タイ国境から近いというのが一番の理由だろう。バンコクのカオサン通りあたりの代理店では、ビザ取りツアーが毎日出発している。
さて、ラオスには国境からほど近い別の町にもタイの領事館がある。ラオス南部、ベトナムとの東西回廊として工業地区の開発が目覚ましいサワンナケートだ。
ここの領事館でもビザ取りツアーの観光客が多かったのだが、現在そのほとんどが中断している。どうやらそのツアーを扱っていた代理店に不正があったようで、ツアーとしての受け入れを拒否されているとのことらしい。
しかし、個人での申請は従来通りに受け付けており、観光ビザのほか、ビジネスビザや配偶者ビザの申請に来る外国人もいるが、それよりもラオス人の申請が多い。ビエンチャンに比べて申請者は少なく、時間的にもスムーズだ。今年途中から申請当日の午後に受け取れるようにもなった。
新築された領事館の場所は、バスステーション前を通るマカサワン通り。ラオ・アイ・テックという展示場近くだ。
サワンナケートへはラオス航空での空路の他、陸路では、直行の国際バスはない。バンコクの北バスターミナルから東北部のムクダハーンまで所要時間約10時間。ここでサワンナケート行き国際バスに乗り継ぐ。
余談だが、この辺りまでは一部のタイの携帯電波が届く。川沿いならすべてのタイ携帯が使える。
街中にはこれといった観光スポットもナイトライフもないが、メコン川の流れを眺めながら屋台で飲むビヤラオは、数十年タイムスリップしたかのような錯覚を起こしそうなほど。急激に車社会になっているラオスだが、ここには昔ながらの時が残されているようだ。
サワンナケート・タイ領事館
業務時間:8:30~16:30
ビザ申請受付:9:00~11:00 受け取り:15:30~16:30
【翻訳/編集 : そむちゃい吉田】
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