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飛ばされたビラは、読めないはずなのに、なぜ飛ばすー脱北者団体

Global News Asia / 2020年7月2日 8時0分

韓国のイメージ

 2020年7月、先月、韓国で暮らす脱北者団体などから飛ばされた大量のビラ。そのために、北朝鮮は連絡所まで破壊してしまった。果たして、ビラはそんなに威力があるものなのか。

 第二次世界大戦の際に弱り切った日本人に向けて、アメリカなど勝っている国がビラを飛ばしたが、日本人のほとんどが、信じることはなかった。北朝鮮だって、当時の日本、いやそれよりも精神的に国民をコントロールして粛清をかけているのに、不思議なことだ。

 風船上のビニールにいれて、国境付近から飛ばす。でも、紙の重さで、平壌まで無事に届くことはない。実際にみることのできる北朝鮮住民はほとんどいない。逆に、山間地でも警備をしている軍属が拾って届けるか、そのまま放置される。

 仮に人がいる場合も、自分勝手に拾うことはできないという。発見したら、拾う以前に保安院に届けなければいけない。仮に、ビラを拾っているところを発見されたら「政治犯として粛清台に行く」という教育を受けているため、確実に人のいないところでしか手にとることはできない。

 さらに、最近では、ビラに3年後に手が腐る薬剤がついている…とても非科学的な教育もされている。3年後に手が腐るなら、送る方も命懸けだ。そんな薬剤が発明されているならノーベル賞も楽勝だ。そんなデマ教育でも信じてしまう(信じなくても、信じたふりをする)ほど、北朝鮮国民は理解力さえ奪われている。

 ビラを送っている脱北者ですら、南北国境地域までしか行かないだろうと知っている。なのに、ビラを飛ばすのは、ある意味、南北の関係を壊そうとする第三国者の仕業なのだろうか。

 この際、韓国のスーパーの特売のビラを飛ばした方が、政治的でもなく、南の経済状況を如実に知らせることができるのに。
【編集 : fa】

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