1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

特上にぎりが1800円! くら寿司、高級な旗艦店を銀座にオープン 驚きの“映え”スポットを用意

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月24日 17時22分

写真

どんな料理を提供しているのか

 くら寿司は4月25日、東京・銀座にグローバル旗艦店をオープンする。コンセプトは「江戸町エンターテインメント」で、ライブ感あふれる体験機会を提供する。

 新店舗では、江戸の文化をイメージしたオリジナル空間「くら小江戸」を用意。このスペースには屋台があり、寿司、天ぷら、団子をつくるパフォーマンスを楽しめるようにした。くら小江戸は全体的に薄暗くなっており、壁面には花火をイメージした装飾がある。いずれも、利用客がスマートフォンで撮影したくなる“映え”スポットだ。

 屋台では、高級寿司「特上にぎり『蔵-KURA-』」(1800円)、「特選三貫『銀座』」(1200円)、「特上天ぷら盛り」(1300円)などを提供する。

 1800円の特上にぎりは「すずき昆布醤油」「地中海産漬け本まぐろ赤身」「車海老」「こはだ」「煮穴子」「カステラ玉子焼」で構成されている同店の限定商品だ。通常のくら寿司で提供している商品と比べると高額だ。

●インバウンド価格ではない

 近年、外国人観光客向けの「インバウンド価格」が話題になっているが、同じような狙いがあるのだろうか。同社の広報担当者は「インバウンド価格ではなく、銀座価格です」と説明する。限定商品が全体的に高額なのは、特別な食材を使用しているためだという。例えば、海老天には甘みとプリッとした食感が特徴のアシアカエビを使用している。

 東京は海外のレストランガイドで高評価の飲食店が多い都市であり、銀座は日本を代表する有名店が多い。世界中から集まった美食家だけでなく、国内の消費者にも来店してもらいたいと同社は説明する。

 銀座店は、東京・浅草や大阪・道頓堀にある既存のグローバル旗艦店と同様、店内に浮世絵や提灯を飾っている。また、テーブルや柱には白木を使ったり、座席に畳シートを採用したりしている。これらは、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏がプロデュースしたものだ。店舗面積は約200坪、座席数は242席、寿司を流す回転ベルトの長さは国内外のくら寿司店舗で最長となる123.14メートルとなっている。旗艦店の中では最大規模だ。

 昨今の迷惑動画騒動などにより、スシローは利用客が注文した商品だけを提供するようになったが、くら寿司はベルトにさまざまな商品を流し続けている。回転する寿司を見る楽しさだけでなく、店舗内のさまざまな体験価値により差別化を図る狙いだ。新しくオープンする銀座の旗艦店は、こうした同社の戦略を象徴している。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください