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「dポイントクラブ」改定のメリットを解説 ポイント還元率は下がるが、d払い併用でトータルの還元率アップ

ITmedia Mobile / 2024年5月15日 22時49分

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ヘビーユーザーであれば最大4%の還元となる新dポイント

 NTTドコモは15日、共通ポイント「dポイントクラブ」のランクアップ必要ポイントを引き下げるなどの改定を行った。d払いとの組み合わせでポイントが獲得しやすくなるようにもなっており、これによって、高頻度の利用者から低頻度の利用者までメリットがあるとしてアピールしている。改定は2024年10月から行う。

 dポイントは、ドコモが運営する共通ポイント。ドコモのサービスの利用に伴ってポイントが付与される他、ドコモ以外の街の店やAmazonなどのオンラインサービスでもポイントがたまって使える。

 dポイントクラブ会員数は2023年末の時点で1億を突破。利用可能箇所も536万カ所まで拡大。オフラインのポイント加盟店は約11万店舗と業界最大規模となったとしている。

 dポイントに関連した決済サービスとしてd払いは約5970万ユーザー、クレジットカードのdカードは約1775万会員で、ゴールドカード契約数も1065万まで拡大して、dポイント会員と連携して利用が伸びているという。

●3カ月で50ポイント獲得すれば2つ星にランクアップ 100ポイントの条件を緩和

 現在のdポイントクラブは2022年6月に改定され、利用状況に応じてランクアップして獲得できるdポイントが増加する設計で、1つ星~5つ星の5段階のランクになっていた。そのうち、2つ星になるためには3カ月間に獲得したdポイントが100ポイント以上となっている。

 改定されたプログラムでは、この判定基準を見直し、3カ月で50ポイントを獲得すればランクアップするようになった。これはドコモユーザーであればeximoで1GB以上の利用、ahamoなら毎月の利用料だけでランクアップする。非ドコモユーザーであれば、dポイント加盟店で毎月2000円分の買い物をすれば、3カ月で60ポイントになってランクアップする。

 2つ星になるとdポイント獲得が1%から1.5%に増加する。通常なら5000円で50ポイントがたまる加盟店の場合、75ポイントが付与されることになる。

 ランクの低いライトユーザーが多いとのことで、ランクアップ必要ポイントを引き下げることで、早期にお得なポイントプログラムと認識してもらい、利用頻度を高めてもらうことが狙いだ。

●d払いを併用することで最大4%還元に 「ahamoポイ活オプション」との合わせ技も

 もう1つの改定は、コード決済のd払いとの連携だ。これまではdポイント単独で最大2.5%(5つ星の場合)という還元になっていたが、この還元率を2%に下げる変わりに、d払いと併用することで最大2%の還元を設定。これによって最大4%の還元となり、これまでより還元率が高くなる。

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