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ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ

ITmedia PC USER / 2024年4月24日 14時5分

 インタフェースは、ボディーの左右にUSB Type-C端子と電源ボタン兼用のタブレットボタンが用意される。この物理ボタンは長押しすることで電源のオン/オフ、プッシュすることでさまざまなショートカットキー(OSDメニューの呼び出し、タッチ操作のオン/オフなどを含む)を割り当てられる。同社では“新しいスタイルのExpressKey”と呼んでいる。

 電源/タブレットボタンは物理ボタンだけでなく、ベゼル部分にタッチセンサーを備えており、こちらからも操作可能だ。ただし、タッチセンサーはWindows/macOS環境のみで扱える(Android/ChromeOSは非対応)。

●「プロのクリエイターが満足できるデバイスを作りたい」から開発スタート

 Wacom Movink 13の開発にあたり、同社はプロのクリエイターが満足できる、新しい使い方を提案したいというところをスタートに製品の開発を進めたという。片手で持てる軽さで自然な姿勢で製作を続けられることを前提に、さまざまな場所で作業するクリエイターに狙いを定めたそうだ。

 有機ELディスプレイの採用については従来から検討を続けていたが、ようやく自社基準をクリアできるさまざまな条件がでそろったのが大きいという。さらに、日本サムスンの強力なバックアップがあって、ペンとの組み合わせも非常にいい物ができたとアピールした。

 「従来モデルに比べてディスプレイの特性が下がることはなく、ペンの特性も従来以上のレベルを達成できた。視差もこれまでのモデルに比べて最小クラスになっており、液晶ディスプレイの加圧時の表示変化もない。色域もChintiq Proと同等レベルにある」(同社)

 Wacom Movink 13を実際に試したデザイナーの有馬トモユキさんは「まず、軽さに驚いた。13インチくらいがちょうどよく、ノートPCと一緒に持ち歩けるサイズ感がいい。リュックの中に入れても持っていきやすい」とし、Pro Pen 3の書き味は「イラストを作成している際にペンツールで触っている実感が欲しいときがあって、それも十分に満たしてくれるし、視差がないのが本当にいい」と高いテンションで述べた。

 また「いわゆる共同作業時に、相手に入力してもらえそうなのがいいし、オプションのスタンドは“秒”で気に入った。剛性感も高いし、他の目的で使う人が増えそうなくらい」とべた褒めだった。

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