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ニューヨークで爆発29人が重軽傷

Japan In-depth / 2016年9月18日 15時16分

ニューヨークで爆発29人が重軽傷

井上麻衣子(ジャーナリスト/ビデオグラファー/ストリート・フォトグラファー)

「井上麻衣子のNYエクスプレス」

現地時間9月17日午後8時30分頃(日本時間18日午前7時30分頃)ニューヨーク、マンハッタンのチェルシー地区で大きな爆発があった。 土曜の夜、 選挙戦まっさかりのアメリカではこの時間、ヒラリー・クリントン民主党大統領候補やオバマ大統領が黒人集会で演説する様子を生中継で見ながら、のんびりテレビの前に座っていた人も多い。突然、CNNがカットインし、救急車と消防車、警察車両、居合わせた人でごった返す映像が映し出される。まだリポーターは到着しておらず、近くにいたカメラマンがカメラを設置したばかりと思われるような映像からは、アメリカにとって「爆発」がどれだけ大きなインパクトのある出来事かが推し量られる。 現場となったチェルシー地区と言えば、日本人観光客に人気の場所で、ミートパッキングディストリクトやアートギャラリー、グーグルのオフィスがある観光地でもあり、またLGBTが多く集う、お洒落な場所としても知られている。この日、ニューヨークは秋の到来を感じさせる穏やかな気候で、多くの人々がバーやレストランで友人たちと食事を楽しんでいる時の悲劇だった。 ケガ人は29人、1人は重傷、28人は命に別状はないとの報道。まずニューヨーカーの反応は、「またガス爆発か?」というものだった。2014年3月にハーレムで日本人一人を含む8人が亡くなったガス爆発事故がまだ記憶に新しい。戦前の建物が多くインフラ整備が整っていないマンハッタンでは、ガス管や水道管が爆発することは珍しくない。 しかしガス爆発か?という考えは すぐさま吹き飛ばされる。消防署がガス爆発の可能性は除外したと報道したのだ。CNNによると、爆発が起きたのは通りに設置されたゴミ箱付近で、簡易爆発装置が発見されたという。そしてもう1つ別の爆発装置も、付近で発見されたというのだ。簡易爆発装置と言えば、ボストンマラソンテロで使用されたものでもある。ヨーロッパでテロが進む中、このところ、平穏だったアメリカで久々に起きたテロを思わせる事件に全米は騒然となる。 実は同じ日、お隣ニュージャージー州でも、酷似した爆発事件が起きていたのだ。簡易爆発物は、米海兵隊主催の5キロマラソン大会会場に仕掛けられていた。ゴミ箱にしかけられていたのはパイプで作られた簡易爆発物。3つのうち、爆発したのは1つのみだったという。幸い、マラソン大会の開始時間が遅れていたため、爆発が起きた時にはまだ誰も走っておらず、ケガ人は出なかった。  

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