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孫石熙氏は正義のジャーナリストなのか?

Japan In-depth / 2016年12月3日 19時0分

しかし、潜水鐘は成果を出すどころか、官民軍合同救助チームの捜索まで遅延させ、1日、事故海域から自主的に撤収した。イ氏は先月25日から30日までの間、5回にわたって潜水鐘の投入に失敗した。1日に辛うじて投入できたが、行方不明者を1人も捜し出すことができなかった。1週間も官民軍の救助作業に支障を与え、行方不明者家族を2度も失望させた責任は誰が負うのか。潜水鐘が万能であるかのように吹聴したイ氏と何の検証もなく報道したメディアは、知らん振りしている。

イ氏は2010年の哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没の時も座礁説を主張していた。今回は、「既存の(官民軍合同救助チームの)結果より良い成果が出た場合、これまで働いた人々の士気の低下と混乱が憂慮される」という弁解を並べ立て、「事業にチャンスになると思った」と本心を吐露した。

MBC記者出身で個人不正で辞職した李相ホ(イ・サンホ)氏も一役買った。ネットメディア「告発ニュース」の記者である李氏は先月24日、行方不明者の家族が李柱栄(イ・ジュヨン)海洋水産部長官と金錫均(キム・ソクキュン)海洋警察庁長官を取り囲む状況で、「政府が20時間以上潜水できる潜水鐘を使わない」と扇動し、その場で金長官が李氏に電話をかけ、潜水鐘を要請するよう迫った。

プロの妨害屋と中途半端な専門家たちが水を得た魚のように動くのは、一義的に信頼を喪失した政府の責任が大きい。しかし、彼らが「惑世誣民(世人を迷わせて欺くこと)」する場を与えた一部メディアの責任も重い。放送通信委員会は、社会的公器としての責務に反して人気迎合的報道をしたJTBCに対して厳しい制裁を与え、このようなことが再発しないよう警告しなければならない。(以上東亜日報から。太字は筆者)

このように孫石熙氏は、ダイビング・ベル投入を扇動し救出を妨害しただけでなく、全員救助されたとの誤報もそのまま垂れ流して謝罪する羽目となっている。(この画像はユーチューブにも残っている)

3)孫石熙氏だけが誤報を出した京畿道城南市の「換風口事故」

城南(ソンナム)市野外コンサート換気口崩落事故は、2014年10月17日に韓国の京畿道城南市盆唐区で行われた野外コンサート「板橋テクノバレーフェスティバル」で発生した換気口崩落事故である。

事故当時には女性アイドルグループの4minuteが公演中で700人ほどの観客が集まっており、130cmほどの高さがある周囲から一段高くなっているグレーチングで蓋をされていた換気口の上部に大勢の観客が乗って観覧していた。

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