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【エンタがビタミン♪】<岩井志麻子インタビュー>自称「愛のかけらもない」平凡なおばさん。邪悪で正直な50歳の欲望が凄すぎる。

TechinsightJapan / 2015年2月27日 21時50分

<「愛」は恐ろしいもの。まやかし。「堂々と欲望と言え!」>
■岩井:だから「愛」って恐ろしいものだと思うのですよ。これが実は人の不幸の根源じゃないか?諸悪の根源は「愛」というものにあるのではないかと。みんな「愛」に夢持ちすぎ。「愛」を薄汚い欲望の言い訳に使いすぎだと思うわー。ただの“性欲”とか“独占欲”とか取引に「愛よ、愛よ」と言ったら何だか美しいものに変わっちゃうじゃない。ABCさんはそこを鋭く突いて、「愛」を信じるな「愛」はまやかしであると全編通して言っているのだと感じました。「堂々と欲望と言え!」と。その象徴じゃないですか? この(“エル”という)ばあさんは。

<「愛」のかけらもなし。全部欲望>
――岩井さんにとって「愛」とはどういうものでしょうか?
■岩井:「愛」なんてかけらもないです。全部欲望です。結婚も欲望です。ネタにしたかったし、やりたかったし(笑)。あまりにも正直なことを言うとみんなが「愛」がないって騒ぎだすんですよ。何で「愛」がなかったらいかんのー!

<欲望を正直に見つめることがライフワーク>
■岩井:私、めちゃくちゃ正直者じゃないですか? でもこれを言うと「あの人は愛を知らない」と責められるんですよ。欲望を正直に見つめることが私のライフワークです! 「愛」なんて言葉でざっくり誤魔化そうなんてことは絶対しないですよ。冷徹に欲望というものを見つめたいです。

<「愛」は空しいものと思う気持ちは同じ>
――岩井さんはABCに共感できるということですね?
■岩井:共感できます。ABCさんは私と違う方法で「愛」がいかに空しいものか、幻想にすぎないかっていうのをみんなに知らしめようとしているのですよ。私と仲間であると思います。肉を焼くか茹でるかの違いだけで焼く方が上等じゃ!なんて言っていないです。

――世間では「愛」ありき、「愛」ある世の中となっていますが。
■岩井:子供の時に『フランダースの犬』か何かで目が覚めたのだと思いますが。『L-エル-』にも通ずるものがあるけど、酷い話じゃないですか? だってネロ何も悪いことしてないのに、散々な目にあい、本人死んでしまうのです。最後の最後にルーベンスの絵を見たいと言って教会に行って天使が下りてくるのですが、ふざけんなよ、コラって(思いますよね)。はあ、これで終わり!? 下りてきた天使殴るね、私。ふざけんじゃねえ、金よこせ!って。「愛」より金だろ金みたいな感じで(笑)。

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