横浜・園芸博後を視野に 上瀬谷跡地で地元農家が新たな作物に挑む 効率化や高収益化を図る
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年5月6日 5時40分
2027年に上瀬谷通信施設跡地(横浜市瀬谷、旭区)で開催される国際園芸博覧会(園芸博)の終了後を視野に入れ、地元農家が新たな作物や栽培法に挑んでいる。大学と連携したアスパラガス栽培やイチゴの大型観光農園など、効率化や高収益化を図り、市の支援も受けながら試験的な取り組みを始めた。
上瀬谷通信施設跡地にある畑などで3月下旬、地元農家12世帯がアスパラガスの苗を植え付けた。
「穴を深めに掘って定植することで凍霜害を防ぐことができ、難しい作業も不要だ」
明治大学の元木悟教授は企業と協力して開発した新栽培法「採りっきり栽培」を、学生とともにオリジナルの機材を使いながら、説明。同栽培は定植した翌春に芽生えた若い茎を収穫する。早期の定植により、極太サイズの収穫が可能で、病気まん延のリスク軽減や収量安定にもつながるという。
1カ月後。地権者で構成する旧上瀬谷通信施設まちづくり協議会農業振興部の岩崎良一副部会長(41)は「強風や低温が続いた日もあり、葉先が白く枯れた苗もいくつかあったが、根元は順調に生育し収穫に影響はないようだ」と手応えを感じている。「5月まで定植後の管理がほぼ必要なく、重労働の作業もないので女性も参加しやすい」と導入に前向きだ。
高収益化や効率化に向けた模索とともに、先端技術の活用や農地集約への動きも出ている。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
JAXAベンチャー天地人、鳥取県・衛星データ活用サービス実証事業を令和6年度も継続。鳥取砂丘での高品質なアスパラガス生産に向け、現地で栽培実証へ
PR TIMES / 2024年5月16日 14時45分
-
横浜の園芸博覧会予定地で砲弾を発見 地中に16発 爆発の危険性はなし
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年5月8日 21時10分
-
ジャパンアップルが約23haの園地を拡大 日本最大級、約55haの高密植栽培のりんご園地誕生
PR TIMES / 2024年5月8日 18時15分
-
横浜「園芸博」の招請活動加速を確認 自民特命委、政府代表と意見交換
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年4月26日 22時36分
-
横浜・旭区で「オープンガーデン」 50カ所の草花が来場者魅了、個人宅の庭も
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年4月19日 19時32分
ランキング
-
1「殺害も頼まれた」 那須2遺体 「指示役」を殺人容疑で再逮捕へ
毎日新聞 / 2024年5月18日 23時0分
-
2大阪・枚方市のマンションで19歳の女子大学生が刺され死亡、26歳無職男を殺人容疑で緊急逮捕
読売新聞 / 2024年5月18日 23時13分
-
3能登観光復興へ「輪広げる」 石川・七尾の道の駅が再開
共同通信 / 2024年5月18日 21時40分
-
4「戦争ではなく虐殺」 ナクバの日に合わせ、大阪でガザ侵攻抗議デモ
毎日新聞 / 2024年5月18日 21時23分
-
5岸田政権、台湾と協調維持 中国刺激回避も意識
共同通信 / 2024年5月18日 21時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください