フグに感謝と来シーズンの豊漁を願う…ふく供養祭・下関
KRY山口放送 / 2024年4月29日 19時24分
フグシーズンの終わりを告げる供養祭が、下関市で行われ、フグに感謝するとともに来シーズンの豊漁を祈願しました。
ふく供養祭には、関係者らおよそ300人が参列し、下関ふく連盟の郷田 祐一郎理事長が慰霊の言葉を述べました。
(郷田理事長)
「コロナウイルス感染症も昨年5月に扱いが第5類に格下げとなり、それに伴って、ふくの消費量もさらに増加に転じております」
下関唐戸魚市場によりますと、天然のトラフグは、シーズン前半は、不良が続いたものの、去年12月中旬頃るの寒波で水温が下がったこともあり、養殖のトラフグと共に取扱量は、前のシーズンよりも増加したという事です。
(郷田理事長)
「取り扱い数量も金額も増えてますので、全体的には良いシーズンだった。
今からどんどんインバウンド需要もありますし、観光客も増えてますので、来季も期待しています」
ただ、気候変動の影響からか、、天然トラフグは、全国各地で水揚げされるようになり、産地の分散化が進んでいる他、養殖は飼料の高騰などにより生産コストがアップしているということです。
慰霊祭の後、地元の子供たちがトラフグの稚魚を海に放流しました。
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