ホンダ「新型最高級ミニバン」登場! 超豪華な「リアシート」も進化! 2年ぶり復活の「新型オデッセイ」何が変わった?
くるまのニュース / 2024年4月9日 21時10分
2年ぶりに復活を果たしたホンダ「オデッセイ」は、どのような点が進化したのでしょうか。
■生産国変更&熟成度もアップ
ホンダは上級ミニバン「オデッセイ」を2023年12月8日に発売しました。生産工場の閉鎖により、国内での販売を終了していましたが、約2年ぶりに復活しています。
新型では改良も実施されていますが、どのような点が変わったのでしょうか。
1994年に登場したオデッセイは、背の低いスタイリッシュなデザインに加え、セダン並みの快適性能や走行性能を両立したことが特徴で、ミニバン人気を高めたモデルです。
最新モデルは2013年11月に登場した5代目です。歴代から踏襲してきた乗り心地・走行性能はそのままに、国内モデルでは初めて両側スライドドアを装備したほか、全高も高められ、堂々としたフロントフェイスや上質な内装を採用するなど、上級クラスミニバンへと進化しています。
その後、2モーターハイブリッドモデル(のちに「e:HEV」という名称を使用)を追加したことに加え、2020年11月には力強いフロントフェイスや先進運転支援「ホンダ センシング」の機能などを高めた大規模な刷新を実施しました。
2021年末にはオデッセイの生産工場である狭山工場(埼玉県)が閉鎖することに伴い、生産終了しましたが、中大型ミニバンのニーズがあることや、販売現場やユーザーからオデッセイの復活を求める声があったことから国内に復活することとなりました。
新型でもっとも大きな変更点は、ホンダの中国合弁会社 広汽ホンダの増城工場で生産される輸入車となった点です。日本国内で販売されるモデルとしては初めての中国生産車だと言います。
品質についてホンダは、「オデッセイが生産される中国の拠点では、25年もの長い生産実績を持っており、高いクオリティが担保できる」と説明しており、国内到着時には「最終検査工程を設けることで、長距離輸送における万が一のリスクへも万全な体制を整えている」としています。
また、新型は中国で先に登場した2024年モデルの改良型にならっており、内外装の一部が刷新されました。
エクステリアは横バーが5本になった新デザインのフロントグリルを採用。ホンダエンブレムもやや前方に突出した形状になり、存在感が高まりました。
インテリアは2列目シートが2人がけのキャプテンシートで、国内生産モデル同様にオットマンの装着や背もたれ上部が独立して倒れる上級シートである点は共通です。
新型ではその2列目シートのリクライニングやオットマンに電動調整機能を採用し、きめ細かい調整が可能になったほか、左右のシートヒーター、ドリンクホルダー付きの格納式センターテーブル、USB充電ソケットが装着されています。
運転席周りでは、アクセルオフ時の減速の調整が可能な「減速セレクター」を装備し、スイッチ式シフト「エレクトリックギアセレクター」を初採用するなど、先進感が高められています。
ホンダ センシングは、フロントカメラを広角化して検知精度が向上。交差点右折時の対向車や横断自転車、夜間の歩行者検知が可能になりました。
また、近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビーム、急アクセル抑制機能(オプション)が追加され、安全性能が向上しています。
そのほか、オデッセイ初のコネクテッド機能「ホンダコネクト」を搭載し、エアコンやドアロック、緊急通報やロードサービスの要請などが行えます。
ラインナップは2リッターエンジン+2モーターハイブリッド「e:HEV」の1タイプで、グレードもエアロタイプ「アブソルート」シリーズの2WDのみに絞られました。
新しく追加された「アブソルート BLACK EDITION(ブラックエディション)」は最上級グレードで、エクステリアのメッキ加飾がダーク化されたほか、専用ブラックエンブレム、ブラックのドアミラー、スモークのテールランプを装備し、引き締まったイメージを与えます。
価格(消費税込み)は480万400円から516万4500円です。
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