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どっちが優先? 信号の無い十字路で迷いがち! 何があれば優先道路なの? 見分けるポイントとは

くるまのニュース / 2024年5月11日 9時10分

クルマの運転中、道路の形状や標識の表示方法などによっては、どのように通行すれば良いのか判断に迷う場面があります。特に住宅地などに多く存在する信号機のない十字路交差点は、どちらの進行方向が優先なのか分かりにくいといえるでしょう。

■優先道路はどうやって見分ける? ポイントは「標識」「センターライン」「道幅」

 住宅地などにある信号機のない十字路においては、どちらの方向が優先なのか分かりにくいケースが散見されます。
 
 では、優先道路はどのように見分ければ良いのでしょうか。

 クルマの運転中、道路の形状や標識の表示方法などによっては、どのように通行すれば良いのか判断に迷う場面があります。

 特に住宅地などに多く存在する信号機のない十字路交差点は、どちらの進行方向が優先なのか分かりにくいといえるでしょう。

 SNS上においてはドライバーから「十字路でどっちが優先か瞬時に分からなくてめちゃ焦る」「どちらが優先かはっきりしていない十字路怖すぎる」といった声。

 そのほか「こちらが優先道路なのに交差点からクルマが飛び出してきて事故になりかけた」などの体験談が複数寄せられています。

 では、信号機のない十字路においてはどのように優先道路を見分ければ良いのでしょうか。

 まず見分け方のひとつとして、「優先道路」を示す標識の有無を確認することが挙げられます。

 これは青地に白色で十字のイラストが描かれた指示標識であり、優先道路側に設置されます。

 この標識は同じくらいの幅の道路が交わる交差点において一方の道路を優先させる必要がある場合や、幅が異なる道路の交差点において幅の狭い道路側を優先させる場合に設置されるのが基本です。

 さらに優先道路と交差する道路、つまり優先ではない方の道路には「一時停止(止まれ)」の標識が設置されているケースがあり、一時停止標識の有無で優先道路を見分けることも可能といえるでしょう。

 加えて、優先ではない方の道路には「前方優先道路」の標識が設置される場合もあります。

 これは「徐行」の標識の下部に「前方優先道路」と表示された補助標識が付いているもので、前方にある道路が優先道路であることを事前に知らせる標識です。
 また優先道路には、白線や黄線、破線などのセンターライン(中央線)が交差点内を突き抜ける形で引かれています。

 このように道路標識や道路標示を注意深くチェックしていると、優先道路が見分けやすいといえるでしょう。

 しかし十字路の中には、信号機のみならず道路標識やセンターラインすら設置されていない道路も存在します。

 そのような場合は交差する道路の幅を確認し、道路幅が明らかに広いほうを優先道路と判断します。

 そして信号機や標識、センターラインがなく、道幅も同程度の道路が交差している十字路の場合は、左方から進行してくる車両を優先します。

 これは道路交通法第36条第1項に規定された「左方優先」のルールです。

 たとえば上記のような十字路で、自分から見て交差点の左側からクルマが来た場合はそのクルマが優先である一方、右側からクルマが来た場合は自分のクルマが優先ということになります。

 もし優先道路でない道路から優先道路に進入しようとする場合は、徐行や左右の安全確認などをしっかりおこないましょう。

 そのほか、優先道路で車両同士が出会い頭に衝突するような事故が発生すると、一般的には優先道路でない方を走行していた車両の過失割合が大きくなる傾向にあります。

 ただし優先道路を走行するクルマと非優先道路を走行する自転車の衝突事故の場合、自転車がクルマよりも保護されるべきという理由から、基本の過失割合は50:50となります。

 たとえ優先道路を走行する場合であっても、交差点を通行する際にはスピードを落とし、飛び出してくるクルマや自転車、歩行者などがいないか十分に注意しましょう。

※※※

 十字路の優先道路を見分ける際は、まず道路標識や交差点内のセンターラインの有無を確認し、これらがない場合は道幅が広い方を優先、道幅が同程度であれば左方から来る車両を優先とします。

 十字路では出会い頭の交通事故が発生しやすいため、優先順位を考慮しつつも、周囲の安全確認を怠らないことが大切です。

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