南海トラフの想定死者、8割減 静岡県試算で2万2千人に
共同通信 / 2023年6月13日 19時37分
静岡県は13日、南海トラフ巨大地震対策として防潮堤整備や津波避難ビルの指定などを進めた結果、2013年度に最大約10万5千人と試算していたマグニチュード9クラスの地震による想定死者数が、今年3月末時点で約2万2千人になったと発表した。目標としていた8割減を、おおむね達成した。
県はこの10年、東日本大震災の教訓を踏まえてまとめた被害想定を基に、22年度末に死者数を約2万人まで減らすという目標を掲げて減災対策を続けてきた。
川勝平太知事は記者会見で「それぞれの自治体、県民の知恵、協力で勝ち得た結果だ。1人も取り残さず、犠牲者をゼロにするための通過点に過ぎない」と指摘した。
県によると、13年度には津波で約9万6千人、建物倒壊・火災で約9300人、山・崖崩れで約200人の死者が出ると見込んだ。これまでに防潮堤を沿岸部の200キロ余りで整備し、約1500カ所で津波避難タワーなどの設置や避難ビルの指定も済ませた。
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