イラン報復攻撃、原油高の懸念 輸送混乱、インフレ再燃も
共同通信 / 2024年4月14日 23時15分
イランがイスラエルへの報復攻撃に踏み切り、上昇基調にある原油相場がさらに上振れする可能性が出てきた。中東の原油輸送網が混乱する恐れがあるためだ。欧米先進国では、沈静化してきた物価高が再燃するリスクがある。
ニューヨーク原油先物相場はハマスがイスラエルを攻撃した昨年10月に1バレル=90ドル台を記録。イランがホルムズ海峡を封鎖すれば供給不安が生じると警戒されたことが一因だ。
その後は下落に転じ、今年1月初旬に一時70ドルを下回った。イランがイスラエルへの直接攻撃を控え周辺国に戦線が大きく拡大しなかったことが影響した。
こうした中でイスラエルが今月1日にシリアのイラン大使館を攻撃し、イランが報復を宣言。12日のニューヨーク原油先物相場は一時1バレル=87ドル台と、昨年10月以来の高値を付けた。
イランの攻撃は世界経済と各国の金融政策に影響を与えるとみられる。欧州中央銀行のラガルド総裁は11日、中東情勢をリスク要因に挙げ「エネルギー価格と物流コストを押し上げ世界貿易を混乱させる可能性がある」と警戒した。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
原油先物は下落、米利下げ後ずれによる影響を懸念
ロイター / 2024年4月25日 10時55分
-
ESGとSNSは食品高と戦争の一因
トウシル / 2024年4月23日 7時30分
-
NY原油、供給不安で上昇 中東情勢懸念、金は最高値更新
共同通信 / 2024年4月20日 9時46分
-
NY原油急上昇、86ドル台に 中東情勢緊迫化で
共同通信 / 2024年4月19日 12時28分
-
社説:イラン報復攻撃 各国は自制求め結束を
京都新聞 / 2024年4月17日 16時5分
ランキング
-
1「広告が不快」グランスタ東京の炎上に残る違和感 Apple、サッポロなど相次ぐ広告炎上対応で考えること
東洋経済オンライン / 2024年5月15日 15時50分
-
2スタバもセブンもモスも…コーヒー値上げが相次ぐ原因は?「異常気象でコーヒー豆の生産量減、フェアトレード普及、円安」専門家は“複合的な要因”と指摘
MBSニュース / 2024年5月15日 20時35分
-
3公立トップ校に受かる子に共通する「親の育て方」 東大生に聞いた「どんな親に育てられたか」
東洋経済オンライン / 2024年5月16日 7時0分
-
4なぜマックで“客への反撃”が増えているのか いまだ続ける「スマイル0円」との関係
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月15日 7時16分
-
5【速報】スマホ決済「PayPay」決済や送金などのサービス復旧
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月15日 16時17分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください