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「グロさ」が衝撃の実写版映画4選 「マジきつい」「工夫したけどR指定」

マグミクス / 2024年4月26日 20時10分

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■血しぶきをビー玉に変えてもR15?

 人気マンガが実写化されるとなると、幅広い世代から注目を集めます。しかしなかには、家族やカップルで劇場に足を運ぶと後悔することになる「過激な実写化作品」も作られています。今回は、特に「グロテスクすぎる」と話題を呼んだ映画作品を振り返りましょう。

●こけしはみんなのトラウマ? R15作品『神さまの言うとおり』

 2014年に公開された『神さまの言うとおり』は、講談社「別冊少年マガジン」に連載された同題マンガ(原作:金城宗幸/作画:藤村緋二)を、『オーディション』『殺し屋1』『悪の教典』など数々の過激な作品で知られる三池崇史監督が実写化した、サバイバルサスペンスムービーです。

 負けたら即死亡の不条理なデスゲームが繰り広げられる本作は、物語冒頭から激しい人体破損描写のオンパレードでした。血しぶきの代わりに大量の赤いビー玉が飛び散るなど、グロさを緩和するための工夫は見受けられるものの、それでもレーティングは15歳未満の鑑賞を禁止する「R15+」指定に区分されています。

 なかでも、第3のゲーム「かごめかごめ」のシーンが強く記憶に残ったという人は多いことでしょう。このゲームでは4体のこけしと「かごめかごめ」を行い、勝てば生存、負ければこけしの操り人形となってしまいます。本編ではふたりが犠牲となり、ひとりは床に頭を何度も叩きつけて死亡、もうひとりは無理やり開脚させられ、そのまま下半身が裂けて死んでしまいました。

 その、いわゆる股裂きに遭った犠牲者は直前まで苦悶の表情を浮かべていたため、下半身がちぎれるギリギリまで意識があったと推測できます。あまりに痛々しいシーンに多くの人がトラウマを植え付けられたようで、ネット上には「股が裂けるときにミシミシ音鳴るのがもう、ね……」「頭吹っ飛ぶとかよりも、痛みが想像できてしまう死に方はホントダメ」といった声が上がっていました。

●残虐シーン満載なのにR指定もPG12もなし? 映画『ミュージアム』

 ショッキングなシーンといえば、2016年に公開されたサスペンスホラー『ミュージアム』も負けてはいません。同作は講談社「週刊ヤングマガジン」で連載されていた巴亮介先生の同題マンガが原作で、『るろうに剣心』の実写シリーズを手がけた大友啓史さんが監督、小栗旬さんが主演を務めました。

 物語は、無秩序に猟奇的殺人を続ける謎の「カエル男(演:妻夫木聡)」と、事件を捜査する「沢村刑事(演:小栗旬)」を中心に進みます。その事件の内容がかなりショッキングなもので、被害者はみな「ドッグフードの刑」「ずっと美しくの刑」「針千本飲ますの刑」などと名付けられた残虐な刑のもと殺害されるのです。「母の痛みを知りましょうの刑」を執行された被害者に至っては、出生体重分の肉を弓鋸(ゆみのこ)で少しずつ切り取られています。

 そのような残虐な殺害現場が原作に忠実に実写化されており、後半には沢村の家族にも危険が及ぶ衝撃シーンを再現しているものの、レーティングは意外にもR指定も、PG12指定(小学生の観覧には、親又は保護者の助言・指導が必要)もない全年齢向けでした。これには大友監督自身も驚いたようで、かつてメディアの取材に対し、映倫の基準は興味深いといった旨の発言をしています。

■『アルプスの少女ハイジ』がエログロ満載の18禁作品に!?

●登場人物たちの死に方がエグすぎる… 『ライチ☆光クラブ』

映画『マッド・ハイジ』ポスタービジュアル (C)SWISSPLOITATION FILMS/MADHEIDI.COM

 2016年に公開された『ライチ☆光クラブ』は、太田出版「マンガ・エロティクス・エフ」」に掲載された古屋兎丸先生による同題マンガを原作とする、少年たちの愛憎や裏切り、狂気を描いた作品です。

「光クラブ」を独裁的に支配する「ゼラ(演:古川雄輝)」は、強いカリスマ性と天才的頭脳を持つ反面、裏切りを恐れる精神的な弱さも秘めており、その弱さがやがて悲惨な結末を招いてしまいます。原作において、ある者は上からプレスされてぺしゃんこに、またある者は携帯電話の「逆パカ」のように身体を真っ二つに折られ、最終的にゼラ自身も惨たらしい最期を迎えました。

 多少の変更こそあれど、映画本編ではそのような残虐描写の数々が見事に再現されており、鑑賞区分も「R15+」指定となっています。同作を観た人からは「人間が木っ端微塵になってマジでグロい」「目玉を自己摘出するシーンは観てるのしんどかった」「ここまでやってくれるとはさすがR15」といった声が上がっていました。『ライチ☆光クラブ』を監督した内藤瑛亮さんは、後に『ミスミソウ』(2018年公開、原作:押切蓮介)も実写映画化し、こちらもR15指定の衝撃作として大きな話題を呼んでいます。

●教えておじいさん、復讐の仕方を…! 18禁映画『マッド・ハイジ』

 これまで挙げてきた作品とは作品とは少し毛色が違うものの、2023年に公開された『マッド・ハイジ』も色々な意味でショッキングな実写映画でした。

 近年、著作権切れのディズニー作品が続々とホラー映画化を果たしているなか、『マッド・ハイジ』もまたパブリックドメインとなった、スイスのヨハンナ・シュピリによる原作小説『アルプスの少女ハイジ』を大胆にアレンジした作品です。

 一体どのようなアレンジが加えられたかというと、まず主人公の「ハイジ」はすっかり大人の女性へと成長し、「ペーター」とは恋人関係にありました。しかしそのペーターは、独裁政権によって禁止されているチーズを売っていたことで無惨に殺され、ハイジは復讐の鬼と化して、邪悪な独裁者にしてチーズ会社社長でもある「マイリ」を血祭りにあげるべく暴れまくります。

 血まみれで戦うハイジの姿は衝撃的で、「おんじ」と「クララ」もイメージとかけ離れた姿で登場、「ロッテンマイヤー先生」は「ロットワイラー」と名前を変えて悪役の収容所所長となっており、物語の内容もエログロ満載でした。お馴染みの「チーズ」までも人体破壊に使われ、レーティングはまさかの「R18+」指定に区分されています。

 日本で『アルプスの少女ハイジ』といえば、高畑勲さんと宮崎駿さんによる1974年のTVアニメを思い浮かべる人が大半でしょう。『マッド・ハイジ』の監督を務めたサンドロ・クロプシュタインさんとヨハネス・ハートマンさんは、原作小説よりも先にその日本アニメ版を観ていたファンだそうで、アニメでおなじみのシーンの数々が『マッド・ハイジ』においても再現されているなど、リスペクトが随所に感じられます。アニメ版の好奇心旺盛で天真爛漫なハイジが大人になったら、というイメージもベースにあったそうです。

 吹き替え版もハイジ役が内田真礼さん、クララ役が久保ユリカさんと豪華なので、気になる方は、最強少女ハイジの命運を見届けてみてはいかがでしょうか。

(ハララ書房)

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