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梅雨のカビ発生を防ぐ!? 今やっておくべきカビ対策のポイント

ウェザーニュース / 2024年5月6日 5時10分

ウェザーニュース

5月に入ってからすがすがしい晴天が続き、全国的に気温も高くなっています。1年でも過ごしやすい時季ですが、実はカビ対策にも最適なタイミングだといいます。

5月中にやっておきたいこと、場所ごとのカビ対策のポイントなどを除カビ・防カビの専門会社のハーツリッチ株式会社ハーツクリーン事業部の穂苅(ほかり)さんに教えていただきました。

春のうちにカビ対策をする理由?

早めにカビ対策に取りかかりたい理由には、5月の気候が大きく関わっています。

「春になると気温が上昇してきますが、それにつれてカビも生えやすくなります。

カビの生育条件は、湿度、温度、栄養の3つです。具体的には、25℃以上、湿度80%以上で、カビにとっての栄養があると、カビが発生してしまうのです。つまり春先からカビ発生の好条件になってくるということです」(穂苅さん)

春は日照時間が長くなる

もう1つの大きな理由が日照時間の変化です。

「春は日照時間が長く、掃除などのカビ対策がはかどります。しかし6月に近づくと湿度が高くなり、カビが生育しやすくなる梅雨の到来です。そこでカビに気付いても、雨や、曇りで湿度の高いなかでの作業となってしまいます」(穂苅さん)

2023年の東京の日照時間のデータを見ると4〜5月は日照時間が長めで、梅雨の期間は短くなっています。

「梅雨どきにカビで困らないためには、カビが好む生育条件を少しでも減らしておくことです。前もってカビの生えやすい場所の掃除、衣類の洗濯、寝具を干すなどになります。

天気のよい日なら、いろいろなものを乾燥させやすく、作業もしやすいのです」(穂苅さん)

やっておきたいカビ対策の場所とは

「カビが生育するには、湿度、温度、栄養の3つが必要です。カビを防ぐには、家のなかでこれらが揃いやすい場所を重点的に対策します」(穂苅さん)

▼衣類
クローゼットやたんすは、衣類を出して乾燥させます。衣類は天日干し、もしくは日の当たる時間帯に部屋干しして乾燥させます。衣替えのついでに春夏ものも一度洗濯・乾燥させておくと、カビや嫌な臭いの発生を防ぐことができます。つめ過ぎにも注意を。


▼水回り
ほこりを掃除してから、堅く絞ったぞうきんで拭き上げます。ヌメリや水垢がある場合は、水100ccに対して重曹5gを溶かした『重曹水』や消毒用エタノールをふきかけて消毒します。排水口周りは、カビ取り剤や次亜塩素酸ナトリウムなどで掃除します。

▼窓や壁
冬の結露の影響で汚れていることが多いので、窓ガラスだけでなく、サッシ、パッキンもきれいにします。壁は意外にほこりが溜まりがちなので、ふきんやはたきで取り除きましょう。窓際付近などカビが心配なら、消毒用エタノールや次亜塩素酸水を吹きかけて消毒します。

▼玄関などの収納
靴箱などは湿気が上がりカビやすいものです。靴を全部出した後、消毒用エタノールをふきかけて拭き掃除をしてから、しっかり乾燥させます。靴の汚れもきれいにしておきましょう。収納は意外に湿気やすいので、除湿剤を置いておくのもおすすめです。

▼寝室
ベッドや布団は湿気が溜まりやすいところです。布団カバーやシーツ類は洗濯・乾燥し、布団も天日干しします。マットレスはほこりなど取り除いて、室内でも窓際の日当たりのよい場所などに立てかけて干しましょう。消毒用エタノールをふきかけ消毒するのもよいです。

カビは発生してしまうと始末が大変です。5月中はカビ対策の掃除や洗濯をするのに向いています。ジメジメする梅雨がやってくる前に、すっきりしておきましょう。


※消毒用エタノール、カビ取り剤、次亜塩素酸ナトリウムなどは、パッケージの注意書きに従って使用してください

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