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こっそり実施だったのに超満員! 5年ぶりのNVIDIA日本開催イベント「GeForce Day」に行ってきた

マイナビニュース / 2024年4月16日 19時11分

MAX-Qテクノロジは複数の技術の総称で、AI制御によるGPU/CPUの最適な電力使用、最適な画質とフレームレートを調節するBatery Boost、静音性を向上させるWhisperModeと必要な時に電力を供給するDynamic Boost等が含まれていますが、説明中に「え?これってまだあったの?」と思ったのがAdvanced Optimus技術。

Optimusは2010年に、Intelのノート用内蔵グラフィックスではまともにゲームができない頃にゲーム性能と電力消費を抑えるために開発された技術です。普段はiGPUを使用しており、必要と判断した時に自動的にGPUが動作。GPUの生成した画面データをiGPUに送って表示させるという二人羽織な技術でした。

現在のAdvanced Optimusではハードウェアベースのダイナミックディスプレイスイッチを導入することで、iGPUとGPUの画像出力を切り替えられるようになっています。並んでいた製品の中にはIntel CPUだけでなくRyzen AIを使用した製品もあり、複数社のCPUに対応するにはこちらのほうが都合がよさそうです(Core Ultraの製品もあり、「CPU+GPU+NPU+GPU」という構成となっていました)。

対応ゲームではDLSS 3が利用できる点もポイント。DLSSは元々AIを使用した超解像度技術で、対応ゲームは超高解像でレンダリングした「遅いけどキレイな画像」と現実的な解像度で64倍のスーパーサンプリングをかけたレンダリング結果を使って「このシチュエーションではこう補正するとより正しい」という学習を行います(このため対応ゲームタイトルは事前に膨大な学習が必要です)。

DLSS 2ではゲームの画像だけでなく映像の動きのデータも加えることで火や水のようなエフェクトにも対応。そしてDLSS 3はフレーム間の自動生成。「DLSS 3を適用すると見ている映像の7/8はAIが生成したピクセル」とゲームアプリの負担が減り、フレームレート向上につながり、DLSSやレイトレーシングに対応したRTXタイトルは現在500以上と対応の幅もアピールしていました。

ゲームに関しての最後にNVIDIA Reflexを紹介。Reflexをザックリ説明するとGPUを「描画全集中」から「入力操作を考慮する動作」にシフトさせることでプレイヤーの操作ラグを減らすというもの。ラグ低減と言っても一瞬ですが、ラグ低減が勝利に直結するゲームでは死活問題。対応ゲームは100を超え、人気シューターゲームの多くがサポートしています。

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