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ワープロアプリの「Word」と「Pages」で書類をやり取りできる - iPhoneユーザーのためのMacのトリセツ

マイナビニュース / 2024年4月24日 11時30分

なお前回記事で触れたとおり、iPhone用の「Word」や「Microsoft 365 (Office)」アプリでは、無料のMicrosoftアカウントで編集も含めて多くの機能を使えます。
○「Pages」から「Word」ファイルとして書き出す

では反対に、自分は「Pages」で書類を作るけれど相手は「Word」しか持っていない場合はどうすればいいでしょうか。Windowsパソコン用の「Pages」アプリは存在しないので、書類を渡す相手がWindowsパソコンを使っている場合はこれに該当します。したがって、比較的よくあるケースといえるでしょう。

実は「Pages」には、書類を「Word」ファイルとして書き出す機能があります。

この場合の再現性も前述と同様で、受け取った相手が「Word」で開くとレイアウトが崩れたりすることがあります。

このような使い方は表計算アプリの「Excel」と「Numbers」、プレゼンアプリの「PowerPoint」と「Keynote」でも同様です。

「Excel」のファイルは「Numbers」で開くことができ、「Numbers」のファイルを「Excel」のファイルとして保存できます。「PowerPoint」のファイルを「Keynote」で開くことができ、「Keynote」のファイルを「PowerPoint」のファイルとして保存できます。
○互換性に関する設定や注意が表示されることがある

上述のそれぞれのアプリの組み合わせで開いたり保存したりする際に、互換性に関する設定や注意事項が表示されることがあります。そのまま相手にファイルを渡しても差し支えない注意事項であれば特に何もする必要はありませんが、データとして問題があるなどの場合には作成元のアプリに戻って注意事項として指摘された箇所を修正し、再度保存し直すなどの対応をします。

例えば「Excel」ではページ全体が大きなワークシート(表)になっていますが、「Numbers」では大きなページの上に小さいワークシートを複数配置するようなイメージで書類を作ります。そのため、ページ上に複数のワークシートがある「Numbers」の書類を「Excel」ファイルとして保存する場合、以下のように設定が表示されます。以下の図の「Numbers」ファイルは、アプリに付属のテンプレートから作成したものです。

また、「Excel」ファイルとして保存した後に、以下のメッセージが表示されました。このファイルを「Excel」で開くと、レイアウトが多少異なると予想されます。

同様に、「Keynote」に付属のテーマから作ったプレゼンを「PowerPoint」ファイルとして保存したら、以下のメッセージが表示されました。背景が多少変わっても問題なければこのままでかまいませんし、何か支障がある場合は「Keynote」で背景の設定を変えてから、再度「PowerPoint」ファイルとして保存します。

【今回の余談】
今回紹介したように「Pages」には「Word」の書類を開いたり「Word」ファイルとして書き出したりする機能がありますが、やり取りに使う2つのアプリの組み合わせによっては、必ずしもこのような機能が用意されているとは限りません。そこでファイルの互換性に関して、次回以降でさらに紹介していきます。
それでは次回も、よろしくお願いします。
(小山香織)



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