生成AI活用で認知症を早期発見するプラットフォーム開発、ExaMD×ジョリーグッド
マイナビニュース / 2024年5月9日 13時9分
エクサウィザーズの100%子会社であるExaMDは5月9日、医療VRを手掛けるジョリーグッドと業務提携したことを発表した。AI/生成AIを活用したヘルスケアプラットフォーム「バーチャルファミリー」を共同で開発し、楽しみながら得られる会話音声データを活用し認知症などの検知が難しい健康リスクの早期発見や予防に生かしていきたい考え。
○提携により開発する内容
今回の提携では、両社の強みを持ち寄って、VRやスマートフォンなどの環境で認知症を含む健康リスクの早期発見、検知・診断など独自のAI機能を兼ね備えたヘルスケアプラットフォームとして、バーチャルファミリーを開発する。
バーチャルファミリーでは、仮想空間のゲーム上での家族のキャラクターとの生活面全般に関するコミュニケーションを通じて、自然な形で利用者の音声や行動などのさまざまな健康・生活データを収集する。
これらの健康・生活データをExaMDの提供するAI技術で解析することで認知症などの健康リスクの可能性を把握し、自宅で手軽に利用できる新しい在宅サービスを提供する。対象は1人暮らしの人から高齢者、家族まで幅広く想定しているという。
ExaMDは現在、会話音声などをもとにして、認知症を簡易かつ短時間に診断できるAIによるプログラム医療機器(SaMD:Software as a Medical Device)を開発しており、医療機器としての早期の承認に取り組んでいる。
ここでの知見をバーチャルファミリーにおける、認知症の早期発見、検知・診断に生かしている。また、音声と認知症以外の「データと健康リスク検知の組み合わせ」に関する取り組みへの拡大も視野にいれており、バーチャルファミリーにおける役割を次第に拡大していく予定。
両社は今回の連携で、世界的に拡大している在宅医療の市場に対応することを目標としており、1人暮らし世帯でも安心して健康的に生活できる社会の実現を目指す。
(森歩美)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
PLEN Robotics、RimTech、メンタルサポート研究所、メンタルヘルスケア分野で提携
@Press / 2024年5月15日 10時0分
-
FRONTEO・塩野義製薬・スズケン、3社協業により会話型 認知症診断支援AIプログラムの社会実装を目指す
PR TIMES / 2024年5月13日 18時15分
-
エクサウィザーズ グループのExaMD、医療VRのジョリーグッドと業務提携 AIとゲームを活用した、在宅×ウェルビーイング・予防医療の新サービスの共創へ
PR TIMES / 2024年5月9日 10時45分
-
医療VRのジョリーグッド、健康・医療AIのExaMDと業務提携 AI×ゲームによる新ヘルスケアサービスを共同開発
@Press / 2024年5月9日 8時40分
-
画像診断など"医療AI"普及も慶應医学部教授が懸念「診断データベース蓄積する外国企業の支配下入り」の恐怖
プレジデントオンライン / 2024年4月27日 7時15分
ランキング
-
1富士フイルム新機種に重くのしかかる為替レート 「X-T50」の値段は「X-T30 II」の倍以上に
ITmedia NEWS / 2024年5月18日 7時20分
-
2モトローラの新ミドル機は控えめ価格なのに、FeliCa&防水&薄型軽量に美しいデザインと贅沢な1台
ASCII.jp / 2024年5月19日 12時0分
-
3「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
ねとらぼ / 2024年5月19日 12時0分
-
4Apple Watchを外出時にほぼ持ち出さなくなった理由
ITmedia Mobile / 2024年5月19日 10時5分
-
5「こういうネーミングに弱い」 冷房機器の“秀逸すぎる”商品名に「吹いた」「耐えられなかった」
ねとらぼ / 2024年5月20日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください