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メーガン妃が立ち上げたライフスタイルブランド「アメリカン・リビエラ・オーチャード」とは?

ニューズウィーク日本版 / 2024年5月1日 15時50分

コロンビア大学ハミルトン・ホールの前で反イスラエルの抗議を続けてきたデモ参加者たち(1月30日) Mary Altaffer/Pool via REUTERS

ジェームズ・クロフォード・スミス for WOMAN
<「アメリカン・リビエラ・オーチャード」は本人のメディア露出とセレブ起用がカギ?>

英メーガン妃が3月14日、新ライフスタイルブランド「アメリカン・リビエラ・オーチャード」を立ち上げた。アメリカン・リビエラとは、メーガンとヘンリー王子が2人の子供たちと暮らす米カリフォルニア州サンタバーバラの愛称だ。

米実業家マーサ・スチュワートや女優で実業家のグウィネス・パルトロウのように、ライフスタイル事業に進出すると噂されていたメーガンが、ついに一歩を踏み出した。メーガンは以前、ブログ「ティグ」で食や旅行、ファッションなどの情報発信をしていた。ヘンリーと結婚する前に閉鎖したそのブログの延長線上に、今回のブランドはあるのかもしれない。

といっても、現在はブランド名を表示したウェブサイトとインスタグラムのページを公開しただけ。具体的な商品や、今後のイベントなどについての情報はない。ただ2月に出された商標登録の申請では、食器や文房具、ジャム、ゼリー、ペットフードなどを販売するとしている。

【画像】ベールに包まれた「アメリカン・リビエラ・オーチャード」の公式インスタグラムアカウント

ブランド発表から1カ月以上たつなか、メーガンが成功したいならもっと積極的に行動しなければならないと、ニュースサイト「マークミーツ」の創設者でエンターテインメント専門家のマーク・ボードマンは本誌に語る。「アメリカン・リビエラ・オーチャードはブランドとしては認知された。次のステップは人々が共感できる、独創的でわくわくさせるようなものを作り出すことだ。成功か失敗かを左右するのは、ひとえにブランドの顔であるメーガンのイメージだろう」

ボードマンは、普段は発言の少ないメーガンだが、今回はうまいタイミングで積極的にメディア露出をしたほうがいいと強調する。「彼女が1年以上かけて用意してきたブランドであり、忠実な支持者だけでなく、ブランドのファンになりそうな富裕層をターゲットにするべきだ」

インフルエンサー戦略を

いったん製品が出たら、宣伝でカギとなり得るのがセレブやインフルエンサーだろう。メーガンが2020年、コーヒーブランドのクレバーに投資したときのようなやり方だ。メーガンがクレバーのコーヒーを人気司会者で友人のオプラ・ウィンフリーに送ると、オプラは2000万人のフォロワーがいる自身のインスタグラムで紹介した。

「セレブやインフルエンサーに製品を使ってもらえば、それがSNSで話題になり、売り切れ商品が出て、そしてさらに大きな話題と需要が生まれると期待できる」と、ボードマンは言う。

メーガンをブランドの顔にしつつ、例えば食の専門家をキッチン用品の、スーパーモデルを服飾品のアンバサダーにするなどすれば大成功しそうだ。

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