TBS「150社アンケート」「調査報道部の新設」旧ジャニ問題めぐる人権への取り組み進捗報告

TBS放送センター社屋

TBS佐々木卓社長が24日、都内の同局で定例会見を行った。SMILE－UP．（旧ジャニーズ事務所）の問題を受けた同局の人権倫理への取り組みについて、進捗（しんちょく）状況を語った。

人権侵害を見過ごさないための外部委員からの9項目の提言を受け、同局では2月に「再発防止のための実行策」を公表している。

佐々木社長は「コンテンツ制作にかかわる現場の人権リスクを特定するため、取引のある芸能事務所、番組制作会社、協力会社、TBS系列合わせておよそ150社にアンケートをお願いして回答していただいた」とし、結果をまとめて8月にも報告書を公表する予定とした。

また、提言を受け「7月をめどに、報道局内に調査報道部を新設することにした。研修担当責任者を置き、調査報道を強化していく」と語った。