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イーサン・コーエン&トリシア・クック、夫婦でつくった映画の魅力を1分で解説する特別映像

ORICON NEWS / 2024年5月6日 17時0分

イーサン・コーエン監督の新作『ドライブアウェイ・ドールズ』(6月7日公開)(C)2023 Focus Features. LLC.

アカデミー賞作品賞・監督賞を受賞した『ノーカントリー』のイーサン・コーエンが初めて単独監督を務め、妻のトリシア・クックと共同で脚本・製作を手がけた映画『ドライブアウェイ・ドールズ』(6月7日公開)の魅力を夫婦で解説する特別映像が解禁となった。

 本作は、ガールフレンドと別れた自由奔放なジェイミー(マーガレット・クアリー)と、堅物で自分の殻を破れずにいる友人マリアン(ジェラルディン・ヴィスワナサン)が、気分転換にアメリカ縦断ドライブに出発することから始まる物語。

【動画】映画の魅力を1分で解説する特別映像

 車の配送(=ドライブアウェイ)をしながら目的地のフロリダ州タラハシーへ向かうことにした2人は、配送会社で受付係のカーリー(ビル・キャンプ)から1台の車を手配してもらうが、運転中のアクシデントがきっかけで、車のトランクの中に謎のスーツケースを発見。中身を確認すると、なんと、信じられない“ブツ”が入っていた…。



 さらに、謎のスーツケースを取り戻そうとするギャング(コールマン・ドミンゴ、ジョーイ・スロトニック、C・J・ウィルソン)たちに追われ、ジェイミーの元カノで警察官のスーキー(ビーニー・フェルドスタイン)、物語のキーマン、ゲイリー・チャネル上院議員(マット・デイモン)らを巻き込み、事態は思わぬ方向へ転がっていく。

 これまで、兄のジョエルと組んで数々の独特な作品を生み出し、高い評価と人気を獲得してきたイーサン。妻のトリシアとタッグを組んだ作品には、ドキュメンタリー『JERRY LEE LEWIS: TROUBLE IN MIND(原題)』がある。お互いにアイデアを言い合いながら製作したという本作は、クリエイターとして、人生のパートナーとして長年築いてきた2人の関係の賜物だ。

 「この映画がポップでハチャメチャな映画になることはわかっていた。それがこの映画の本質なんだ」と語るイーサン。2人の執筆過程は、アウトラインや世界観づくりにこだわらない自由なスタイルで、それはイーサンが今までずっと採用してきたやり方だと言う。

 トリシアは「書いていて楽しいと思えるアイデアを考えたの。この映画を観た人が“こんな映画観たことない”と思ってくれることを願っている」と言い、楽しまないと何事も上手くいかないというポジティブ精神が、観る者をワクワクさせる作品づくりにつながるとのことだ。

 トリシアとの関係についてイーサンは、「自分と兄(ジョエル・コーエン)のようだ」と言う。2人の繊細な感覚が融合し、コーエン兄弟のこれまでの作品を彷彿させつつ新鮮な側面を感じさせる、オフビートで楽しい作品となった。さらに、「楽しい映画に出会うと何でも手に入れたような感じがする。その気持ちが映画を持続させるんだ。前進し続けることはいいことだよ」と、映画製作の秘けつを明かしている。

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