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53歳、思い切って東京のサロンに行ったら長年諦めていた「私にちょうど似合うヘアスタイル」が感動的に手に入った

OTONA SALONE / 2024年5月17日 21時0分

日々が飛ぶように過ぎていく中、自分のあり方に漠然と迷う40代50代。まるでトンネルのように横たわる五里霧中ですが、そんな中「ほんのちょっとしたトライ」で自分のあり方を捉えなおすには、「最初の一歩」に何をしてみればいいのでしょうか。体験談をご紹介します。

 

マリコさん

53歳、主婦、山梨県在住。52歳の夫、中2の娘と3人暮らし。東京で出会ったご主人と38歳で結婚、転勤について移住。2年後の40歳で出産。TOP画像は特急に乗るときのお供2品。

【私を変える小さなトライ#4】前編

48歳、更年期の不調を抱えながら、特急に乗って実家の片づけに通う日々

こんにちは、アキコです。私からは「思い切って東京の美容院に行ってみた」お話をさせてください。

 

今から5年ほど前、母が介護施設に入り、東京・世田谷区の実家が空き家になりました。いま住んでいるのは新宿から特急で1時間半ほどの街で、月に1、2回ほど実家の片付けに通う日々。途中コロナで中断したのでそれほど進んでいないのですが、行きはとっても気が重く、でも行けば母とも会えるので楽しい、なんとも言えないタスクです。

 

なぜ気が重いのか? 片付けって体力勝負、行けば疲れますから、そんなに楽しい要素がないですよね(笑)。いつも数日前に行こうと決めるのですが、私はまだまだ更年期症状の出るお年頃なので、朝になったらしんどくて「やっぱりやめた」になることもあります。また、役所の書類を提出するのにがんばって平日に出向いて、提出だけで気力が尽き果てて何もできないこともあります。

 

交通費もバカにならないので、できれば出費半分で済む高速バスで行きたいのですが、渋滞してしまうと何時間かかるかわからず、渋滞情報を見てやっぱり今日はやめようと思うときもあります。

 

5年前に通い始めた時点では、このしんどいお出かけをなんとか楽しくしたいと、帰りにカフェ巡りをセットするなど工夫をしました。でも、更年期症状が進むとカフェインがつらくなってきてしまって。ついには楽しみを見つけられなくなってしまいました。

 

お片付け作業のしんどさに、更年期症状が追い打ちをかけた

半ばを過ぎてみて振り返ると、私の更年期は45歳からみるみる体調が悪くなり、50歳で不調のピークを迎えるという、絵にかいたような波でした。45歳ごろ、ふと気づくと急激に物忘れがひどくなり、朝も起きられなくなりましたが、最初は更年期とは気づかず、ストレスか、自律神経失調かな?と片付けていましたが、だんだん身動きが取れなくなっていって。

 

もともとアトピー体質ではありましたが、みる間に皮膚の乾燥が悪化し、生理が減り始め、白髪が出始めて髪がきらりと銀色に光り出して、さらにイライラまでもが強くなったことで、これは更年期なんだなと受け入れる気持ちになりました。今は鍼灸に通って最低限の体調をキープしていますが、子宮筋腫を持っていて、乳がんも何度も再検査で、時限爆弾を抱えた状態です。

 

今日は髪のお話ですが、髪へのこだわりが強いわけではありません。むしろ逆でした。子どもをワンオペで育てている最中、浴室でもだっこを続けないと大泣きするのでだっこしっぱなしで入浴していた時期が長く、手を離してシャンプー・リンスを使えないのでやむにやまれず浴用石けんで身体と髪を一気に洗っていました。最初のうちは髪はギシギシ、肌もカピカピにで心もつらかったのですが、3か月ほどでなんと髪も肌もしっとり調うようになって。以降ずっと髪も顔も全身を石けんだけで洗っています。必然的にメイクも最低限の眉だけなので、ほかに身体で気分転換のために変えられるところがないというのが本音です。

 

私のこの髪へのこだわりの弱さは、よい美容院と巡り合えなかったことも原因だろうと思っています。移住先ではなんどもサロンを変え、いろいろオーダー方法も試しましたがうまくいかず、仕方ないのかなとあきらめていました。私が思った髪型に着地するのではなく「この年代に似合うのはこういう感じのスタイルですよ」と無難な髪を勝手に決められてしまう、それはそれでありなのですが、スタイルとしての満足感はまったくありません。完全に「散髪」ですし、こちらの言うことを聞いているという接客態度でもありません。でも、この年になると、ときどきパートに出る以外は特に誰に見せるわけでもなし。みんなきっとこんな感じなんだよな、とあきらめていました。

 

ですが、昨年の夏、何十回目かの「やっぱり思い通りにならなかった」地元でのヘアカットのあと、「そうだ、どうせ毎月新宿まで特急で行って乗り換えているのだから、新宿で切ってみるのも楽しみになるかも?」とふとひらめいたのです。これが私にとっては運命の1歩目でした。

 

つづき>>>あらめていた「私に似合う」ヘアスタイル。調べて見つけた東京のサロンで「魔法にかかったように」手に入った!

 

≪OTONA SALONE編集長 井一美穂さんの他の記事をチェック!≫

 

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