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《創業76年》豆とナッツの専門メーカー「ミツヤ」 素材の魅力を引き出すための丁寧なものづくり

NEWSポストセブン / 2024年4月24日 16時15分

はちみつをブレンドした水飴でそら豆をコーティング。甘しょっぱさがたまらない

「ひとつぶに、驚きを。」をスローガンに掲げる「ミツヤ」は1948年の創業以来、一貫して豆・ナッツの製造販売を行っている食品メーカーだ。福岡や広島など全国6か所の自社工場で、NB(自社ブランド製品)とPB(製造を行っていない企業[スーパーやコンビニなど]が企画・開発した製品)の開発・製造をしている。

「約600種類の製品を販売していますが、NBは現在50品目ほどで、開発に力を入れています」(東日本営業部兼マーケティング部部長の湊弘充さん・以下同)

 2024年6月に創業76年を迎える同社は近年、ロイヤルミルクティー味の大豆菓子や、オリーブオイルでローストしたミックスナッツなど“攻めた”製品開発を続けている。

 3月に販売を開始したのが『あめッジョ そら豆』だ。

「2種類の豆が入っています。1つは、はちみつをブレンドした水飴でそら豆をコーティングした豆菓子。もう1つは、乾燥させたそら豆を揚げ、塩をまぶし、サクッとした食感のイカリ豆です。甘さとしょっぱさのハーモニーを奏でてくれます」

 加えて、オレイン酸・オメガ脂肪酸・ビタミンE・食物繊維などが豊富なナッツに、サプリメント要素を盛り込んだ『サプリナッ!』シリーズも展開している。

 その第1弾はヨーグル風味のさわやかな味わいの商品で、「まもり高める乳酸菌L-137」(「まもり高める乳酸菌L-137」はハウス食品グループ本社の登録商標)が100億個分と、GABA(GABAを1日あたり12.3mg摂取し継続すれば、血圧改善の効果が期待できるという)が23mg配合されている。

 豆とナッツの専門メーカーだからこそ、素材の魅力を引き出すための手間や労力を惜しまない。

「例えば、イカリ豆は通常、お客様が硬い皮を外して食します。しかし弊社は、そら豆の皮を切り、尻の黒い部分にも切り込みを入れてから水を含ませるので、薄皮までやわらかく、丸ごと召し上がっていただけます。季節や素材の状態に合わせ、揚げる時間や油の温度を調整しています」

 そんなイカリ豆シリーズの2023年合計出荷数は760万袋! また焙煎工程では、直火式・ガス流動層・遠赤外線焙煎機・熱風ロースターなどを使い分ける。さらに──。

「作業工程には、ほぼすべて人の手が入ります。原料を機械に入れた後、均一に火が通るように手でならします。きなこや蜜、キャラメルなどもすべて職人が配合して、コーティングを施すのです」

 丁寧なものづくりと技術力に裏打ちされた同社だからこそ、PBへの注文が引きも切らないのだろう。

【商品DATA】
『あめッジョ そら豆』70g 324円
『サプリナッ!GABA&乳酸菌 ヨーグルト味』40g 324円

取材・文/藤岡加奈子

※女性セブン2024年5月2日号

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