《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
NEWSポストセブン / 2024年4月26日 16時15分
「名前は言えないが、ある人から依頼を受けた。(被害者の)名前も知らないし、顔を見たこともない」──栃木県那須町で男女2人の遺体が発見された事件。4月21日に死体損壊容疑で逮捕された建設業の平山綾拳容疑者(25才)は、警察の取り調べに対し、こんな供述をしているという。
「遺体は顔にビニール袋をかぶせられ、粘着テープでぐるぐる巻きにしたうえで、火をつけられていました。男性は東京・上野で複数の飲食店を経営する宝島龍太郎さん(55才)で、女性は宝島さんの妻とみられています」(警察関係者)
被害者は上野界隈ではよく知られた存在だったという。
「宝島さんは十数年前に中国から帰化したとみられ、中国語だけでなく韓国語もペラペラ。雇っている従業員も外国人ばかりでした。空いたテナントにどんどん出店するので、彼の店が密集する商店街の通りは『宝島ロード』と呼ばれるほど。一方で、強引なところもあり、近隣店舗とのトラブルは絶えませんでしたね。客の奪い合いで、警察沙汰になったこともあったとか」(上野の飲食店関係者)
毎日自転車で妻とともに店の集金にまわり、2人の娘がいた宝島さん。家族のSNSではにこやかな笑顔で写真におさまる彼だが、押しの強い剛腕経営者という別の顔もあったようだ。
「宝島さんがそうした経営トラブルによって恨みを買い、事件に巻き込まれた線が濃厚とみられています。上野界隈は中国マフィアの影響力が強く、犯行に彼らがかかわっているという見立てもある。」(全国紙社会部記者)
逮捕された平山容疑者が「アニキに頼まれて車や携行缶を準備しただけ」と供述しているとも報道された。
「宝島さんは殺害される前に東京の品川区で複数人と車に乗り込む姿が確認されており、犯行には多数の人間が関与しているとみられています。ただ、犯人たちにどんなつながりがあり、どれほどの規模なのかはまだ判然としません。平山容疑者は取り調べには応じているのですが、供述に曖昧なところがある。ごまかしているのか、単に伝えるのが下手なのか……。
殺害には関与していないと主張しているようですが、粘着テープやガソリン、携行缶は平山容疑者が購入している。主犯格の人間から犯行グループに『死体を燃やせ』という指令があったことは間違いないでしょう。解明には時間がかかりそうです」(前出・警察関係者)
見ず知らずの男たちに連れ去られ、命を奪われたのだとしたら、被害者たちの恐怖はいかばかりだったか。遺族の悲しみを晴らすためにも、全容解明が待たれる。
※女性セブン2024年5月9・16日号
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
那須2遺体事件で“実行役”2人を逮捕も…1000万円超の報酬が支払える犯行グループの動機は何か
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月1日 11時3分
-
〈那須2遺体〉逮捕の刺青男らへの報酬は1000万以上「客引きトラブルではない」と捜査員らが注目するXの存在とは…「Xは日本人。外国人犯罪グループなら平山は使わない」
集英社オンライン / 2024年4月27日 19時3分
-
〈那須・焼かれた2遺体〉「いつかこうなると思った」もうひとつの遺体は日頃からトラブル相手を罵っていた妻だった…逮捕された刺青男は「アニキ」と「共犯」について供述を開始
集英社オンライン / 2024年4月24日 20時58分
-
栃木2遺体事件 平山容疑者は事件の背景、兄貴分のことも知らない「部外者」の可能性
東スポWEB / 2024年4月23日 6時10分
-
〈那須2遺体・出頭の男を逮捕〉「腕に刺青があってガタイがよかった」死体損壊で逮捕された男(25)は「アニキに頼まれて車や凶器を準備した」と供述。元サッカー少年で知人は「活発でいい子だったのに…」
集英社オンライン / 2024年4月21日 22時19分
ランキング
-
1プベルル酸上回る量の物質を検出 紅こうじ、被害主因の特定難航か
共同通信 / 2024年5月7日 22時10分
-
2逮捕の内縁夫、殺害された夫婦を「パパ、ママ」信頼寄せられる 那須2遺体、捜査は新局面
産経ニュース / 2024年5月7日 20時46分
-
3「幼少期から酷い言葉を投げられることもあった」安達祐実(42)が週刊文春だけに語った実母への“絶縁宣言”
文春オンライン / 2024年5月7日 17時0分
-
4オリックス元選手を逮捕、兵庫 高齢女性バッグひったくった疑い
共同通信 / 2024年5月7日 19時37分
-
5後半国会、野党攻勢強める=衆院政倫審、8日にも申し立て
時事通信 / 2024年5月7日 18時6分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください