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第66回岸田國士戯曲賞作家・山本卓卓が演出を手がける最後の劇団公演は、“人情”のその先、“愛”のフェーズ━━━ 範宙遊泳『心の声など聞こえるか』7月東京芸術劇場シアターイーストにて開催!

PR TIMES / 2024年5月1日 17時45分

特設サイト公開。5月18日(土)チケット発売開始。



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/124921/3/124921-3-018cdf3fe579482650e9ae7e5fe33e7b-1909x2700.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
範宙遊泳『心の声など聞こえるか』仮チラシ
演劇集団「範宙遊泳」は、2021年に書き下ろした“愛”の戯曲『心の声など聞こえるか』を2024年7月6日(土)~14日(日)、東京芸術劇場 シアターイースト(豊島区・池袋)にて上演いたします。
[チケット発売:5月18日(土)10:00~]


 炎上して社会的制裁を受けたコメンテーターの夫を演じるのは、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ジャズ大名』(福原充則演出)、ロロ『BGM』『オムニバス・ストーリーズ・プロジェクト(カタログ版)』(三浦直之演出)など、劇団外でも様々な世界観の中で新境地を開拓し続けている福原冠。
 隣人のゴミ捨てに異様な執着をみせるその妻に、演劇ユニット・モメラスのメンバーであり『バナナの花は食べられる』(2021.2023)や本作初演(2021)に続く範宙遊泳出演となる井神沙恵。
 隣人トラブルや夫婦間のささいなすれ違いに悩みながら新築の隣家で暮らす若夫婦に、多彩な小劇場演劇に参加し自身でも演劇とダンスの間の表現を探究し創作を行っている石原朋香と、「三転倒立」所属、演劇ユニットせのび、ザジ・ズーなど今もっとも勢いのある最若手劇団に出演歴を持つ狩野瑞樹。
 そして夫婦を執拗に追いかけるパパラッチを、作・演出の山本卓卓が自ら演じます。

 音楽を手がけるのはミュージシャンの曽我部恵一。お互いの創作物のレビューをしあう機会に恵まれ、あいだに作品を挟んでの交流から、初めての共作へと発展します。

 隣接する2つの一軒家に暮らす2組の夫婦。ゴミ捨てをめぐるご近所トラブルから見え隠れする、それぞれの秘密や亀裂。夫婦という最小単位のコミュニティから日本社会を浮かび上がらせ、罵倒や暴力の先にある人間の優しさと愛を描く本作に、どうぞご期待ください!

●初演時書評より一部抜粋
「プレビューとしての書評|私に聞こえていたのは誰の声なのか?」清田隆之 

 炎上、メディア・リンチ、社会的制裁、ジェンダー格差、セクシュアリティ、マジョリティ男性、ご近所トラブル、家族のあり方、地域社会、自他の境界線、言葉の暴力、利己と利他、新型コロナウイルス、芸能人化するコメンテーター、ブルシット・ジョブ、監視社会、持続可能性、気候変動、脱炭素、オーガニック、オーガズム、科学とスピリチュアル、自己責任論、メンタルヘルス、過剰適応、ケアと共感、正義とは何か、コミュニケーションとは何か、愛とは何か──。

* * *

 ゴミ出しをめぐるご近所トラブルがいつの間にか「脱炭素」を思わせる環境問題へと接続されている。SNSの裏垢に書き込まれた主婦の愚痴から日本社会における雇用や同調圧力の問題が浮かび上がる。炎上したコメンテーターと追いかける記者のやりとりには大衆の欲望と資本主義の論理が絡んでいる。すれ違っているのかかみ合っているのかよくわからず、SFのようでもあり現代的な物語でもあり、空疎なようでいて本質的なようでもある。


範宙遊泳『心の声など聞こえるか』
作・演出:山本卓卓出演:福原冠 井神沙恵 石原朋香 狩野瑞樹 山本卓卓
2024年7月6日(土)~14日(日)
東京芸術劇場 シアターイースト

●スケジュール
2024年7月6日(土)~14日(日)
7月6日(土)18:30★
7月7日(日)14:00
7月8日(月)休演日
7月9日(火)19:00
7月10日(水)19:00
7月11日(木)14:00
7月12日(金)19:00
7月13日(土)14:00/18:30
7月13日(日)14:00
★アフタートーク:詳細決まり次第ご案内いたします

●会場
東京芸術劇場 シアターイースト
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1
アクセス:JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩2分。駅地下通路2b出口直結。

●料金
一般:4,500円 U25:3,500円 高校以下:1000円(一律)
遠方割引・障がい者割引:各1,500円引き 当日券:各500円増し

●チケット:5月18日 (土) 10:00 一般発売

●クレジット
出演:福原冠 井神沙恵 石原朋香 狩野瑞樹 山本卓卓
作・演出:山本卓卓 音楽:曽我部恵一
美術:中村友美 照明:富山貴之 音響:池田野歩 衣裳:臼井梨恵
舞台監督:原口佳子 演出補佐:植田崇幸 演出助手:木村友哉
宣伝美術:工藤北斗 制作:藤井ちより プロデューサー:坂本もも
協力:プリッシマ モメラス ユーステール 三転倒立 合同会社Conel
   モモンガ・コンプレックス 合同会社ロロ
森下スタジオ 急な坂スタジオ
助成:芸術文化振興基金 公益財団法人セゾン文化財団(セゾン・フェロー)
提携:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場
主催:合同会社範宙遊泳

●お問い合わせ・主催・詳細
合同会社範宙遊泳
090-6182-1813
hanchu.ticket@gmail.com
特設サイト:https://www.hanchuyuei2017.com/kokoronokoe2024


●出演者よりコメント
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/124921/3/124921-3-41926cb0fea56bbf18aa4430f43897b4-500x500.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
作・演出・出演:山本卓卓ひとつの言葉に複数の意味や魂を込めるのが私の仕事のひとつであると私は考えています。これは言葉の絶対性を放棄したいということではありません。例えば愛という言葉は絶対的であることを私は疑いません。けれどもその愛も、私とは違う人間ひとりひとりの実感が生まれることによって相対的なものになっていきます。その実感の確認をするために人は人と関係をします。あるいは関係を断絶します。そうしていくうちに絶対的な愛が、相対的な物語となっていくわけです。それを私は表現したい。してきた。というか今作でもします。なるたけやわらかく、やさしく、でもスパイシーで重層的なものに。



[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/124921/3/124921-3-11080f053ff46bc5ff516be6cda47cb2-500x500.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
出演:福原冠不安や不満、期待や予感は紙に書く。考えてること、考えても意味のないことも含めて頭に浮かんだことは全部書く。そんな習慣がもうかれこれ数年続いています。書かないと自分の気持ちが分からない。立ち止まらないと心の声に気づけない。書くとすっきりするからという理由で続けているこの習慣は、もしかしたら自分の心の声に耳を傾けるためのトレーニングなのかも。じゃあ他人の声はどうだろう。聞こえなくとも想像ならできるかな。あれこれ考えつつ悩みつつ、想像しつつ妄想しつつ、思いっきり創作にのめりこみたい。そんな気持ちで今はいます。



[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/124921/3/124921-3-83aa8d98090df66ad78d3d0efea8523a-500x500.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
出演:井神沙恵いまの私は、この作品のことを、愛と祈りの物語だと思っています。
2021年、川口智子さんの演出のもとで本作を届けることができ、今回新たに山本卓卓さんの演出によってみなさんへお届けする機会に恵まれたこと、そこに参加できること、心が光るような気持ちです。
すばらしいキャスト、スタッフのみなさんと稽古を重ね、劇場へお越しくださるみなさんに作品と出会っていただくときが楽しみでなりません。
2024年7月、どうぞよろしくお願いします。



[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/124921/3/124921-3-19c526fa8d3e552dfca61f0895c4059f-500x500.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
出演:石原朋香ここ数年、ずっと頭の片隅に、いくつかの問いがあります。
身近な誰かが大きな悲しみや怒りにぶちあたったとき、そばにいる自分がその人の味方になるためには、なにをすればよいのか。どういう状態であればよいのか。
味方であることを、その人にどうやって伝えればよいのか。
誰かの味方になることで、知らず知らずのうちに他の誰かを傷つけはしないか。
そもそも相手は、私が味方でいることを求めているのか。
(…てか、さっきから「味方」ってなんだ?)
今回の作品は、それらの問いについて、はっきりとは言えなくとも、自分なりの答えを探してみんなで旅に出るようなものになるのではないかな、と、台本を読んでまず感じました。
絶望と希望、愛おしさも詰まった言葉たちをかみしめながら、稽古に臨みます。
ずっと憧れていた範宙遊泳の作品に出演できること、魅力的な共演者・スタッフのみなさま、高校演劇の都大会以来で立つシアターイースト、全てがとっても楽しみです。劇場でお待ちしています!



[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/124921/3/124921-3-bac6c30a439c4b03faa03007d2b02993-500x500.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
出演:狩野瑞樹電車とか喫茶店とか、聞こえてくる会話がしんどいと、イヤホンをします。耳を塞げば、ぜんぶが自分には関係なくなるからです。でもそうやって、自分には関係ないことにすればするほど、沢山とりこぼします。だから耳を塞ぎたくないです。でもでも、耳を塞がなければ自分の身と心を守れないときがあります。でもそれでもどうしても聞かなきゃいけないときがあって、特に自分にとって大切な人の声だけはちゃんと聞きたい、それを怠ることだけは絶対やばい、でも自分にはちゃんと聞けているか、ちゃんとがなんなのかもかなり怪しいです。
諦めないようになりたいです、よろしくお願いします。




範宙遊泳(はんちゅうゆうえい)
2007年より、東京を拠点に海外での公演も行う演劇集団。
現実と物語の境界をみつめ、その行き来によりそれらの所在位置を問い直す。
生と死、感覚と言葉、集団社会、家族、など物語のクリエイションはその都度興味を持った対象からスタートし、より遠くを目指し普遍的な「問い」へアクセスしてゆく。
近年は舞台上に投写した文字・写真・色・光・影などの要素と俳優を組み合わせた独自の演出と、観客の倫理観を揺さぶる強度ある脚本で、日本国内のみならずアジア諸国からも注目を集め、マレーシア、タイ、インド、中国、シンガポール、ニューヨークで公演や共同制作も行う。
『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。
『バナナの花は食べられる』で第66回岸田國士戯曲賞を受賞。

公式YouTube:https://www.youtube.com/@hanchuyuei
公式サイト:https://www.hanchuyuei2017.com

[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/124921/3/124921-3-62ef86630bad75a879edd82f392108f3-650x434.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
範宙遊泳『うまれてないからまだしねない』

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