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日本の眼科医師の仕事と生活におけるジェンダー格差を調査した結果が学術誌「Medicine」に掲載されました

PR TIMES / 2023年11月2日 18時15分

~ 日本の眼科医師の仕事と生活におけるジェンダー格差を調査~

学術論文「Gender-based Differences in the Job Titles and Lifestyles in the Cataract and Refractive Surgery Society in Japan」を出版しました



医師は比較的ジェンダー格差がない仕事と認識されているかもしれません。医師国家試験合格者における女性の割合は近年上昇し2023年には34%に達しました。しかし、教授や病院長、部長職などのリーダー層での女性割合は依然として低いことが知られています。その原因の一つを探る目的でも、比較的女性医師割合の高い眼科医師の間で、仕事と生活におけるジェンダー格差があるかどうかを、学会員を対象にアンケート調査を行い、その結果が学術誌Medicineに論文として掲載されました。
[画像: https://prtimes.jp/i/132071/3/resize/d132071-3-2b5d707135d54bef926f-0.jpg ]

論文の内容
タイトル:日本の眼科医師の仕事と生活におけるジェンダー格差
著者:加藤直子、小島隆司、大内雅之、中村友昭、徳田芳浩、薬師寺忠幸、市川一夫

要旨:日本の眼科医師が職場と私生活で性別による格差を感じているかどうかについて調査を行った。後ろ向き横断研究。日本白内障屈折矯正手術学会の学会員1,721名(男性1,344名、女性377名)に対して、オンラインでアンケート調査を行った。
年齢性別などのプロフィール、生活時間、職種、家族、配偶者、子供、家事育児時間、仕事の満足度などに関する40の質問に対して匿名で記載してもらった。219名(男性144名、女性75名)から回答が得られた。
職種、労働時間、年収、結婚率、子供の数は男女で大きく異なった。 女性の回答者は家事、育児、看護に対してより大きな責任を負っていたが、男性医師の配偶者の多くは仕事をしていないか、勤務時間が短く、収入が低く、配偶者が家庭での責任を多く負っていた。 女性の回答者は男性の回答者よりも、出産後に仕事を変更する頻度が高かった。 男女とも眼科という職業選択に等しく満足していた。 しかし、学生や子どもに職業として眼科を勧める女性は男性に比べて少なかった。 日本の眼科医の間では、家族に対する責任という点で大きな性差があった。

論文全文(英文)はこちらからお読みになれます
https://journals.lww.com/md-journal/fulltext/2023/10060/gender_based_differences_in_the_job_titles_and.71.aspx?fbclid=IwAR3tAoQkoXi6VkQoCyvlwXQ_ielDxrvgQSbHp6QBO8tOl5SLo_FF3zjLtOo

【学会概要】
公益社団法人日本白内障屈折矯正手術学会(JSCRS)
Japanese Society of Cataract and Refractive Surgery ( JSCRS )
わが国における白内障手術及び屈折矯正手術の研究と教育、診療の発展をはかることを目的とする事業を行う学術団体

【本件のお問い合わせ先】
公益社団法人日本白内障屈折矯正手術学会 事務局
住 所 〒162-0822 東京都新宿区下宮比町2-28 飯田橋ハイタウン517号
ウェブサイト http://www.jscrs.org/

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