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ハイドリック&ストラグルズ「2021 Route to The Top Report」を発表 CEO人事、パンデミック前の最高水準を超え過去最高に

PR TIMES / 2021年11月22日 10時45分

世界最大級のエグゼクティブ・サーチ会社 Heidrick & Struggles(ハイドリック・アンド・ストラグルズ、本社:アメリカ合衆国 シカゴ、CEO:Krishnan Rajagopalan)は、Route to the Top 2021年次報告書を発表しました。2021年上半期は記録的な企業CEO就任数となり、2020年下半期の大幅な減速を補う結果となりました。またグローバルレポートによりますと、新CEOでは前任者と比較して、女性(11%)、本社所在地以外の国の出身者(30%)、クロスボーダー経験者(46%)の割合が上昇しています。


チーフ・リスク・オフィサー、チーフ・ストラテジー・オフィサー、チーフ・テクノロジー・オフィサーと、従来のCFOやCOOの役割を超えたC-suite経験を持つ新CEOが増加。
世界で任命された女性CEOの割合は、2021年上半期には倍増し13%に
フォーチュン100企業のCEOにおける民族的・人種的多様性はいまだ低い

日本の金融プラクティスパートナー兼日本のPEプラクティス責任者 飯沼綾は、「コロナ禍により日本でもリモートワークが社会に定着するなど企業運営におけるデジタル化は急速に進んでいます。CEOに求められる役割は多様化しており、サイバーセキュリティーや、D&I(多様性)やサステナビリティーなど社会変化に応じた様々な経験や能力が必要となっています。 また、日本においてCEOに女性が起用されるケースはまだそれほど多くありません。ただ、2020年4月に改正女性活躍推進法が施行されるなど、企業における女性の役割は高まっていくと予想されています」とコメントしています。

ハイドリック&ストラグルズの副会長であり、グローバルCEO&ボードプラクティス副会長兼共同マネージングパートナーであるジェフ・サンダースは、「2021年初めの人事から、ポストコロナ時代をリードするCEOたちを垣間見ることができます」と述べています。「他の多くの仕事と同様、最高位職はこの1年半に起きた急激な変化によって大きく変わりました。企業が次のCEOを探す際、これまでのCFOやCOOといった役職者以外にも目を向けるようになってきているようです。実際今年の上半期には、他のC-suiteの役割を担っていた新CEOの割合が、前年の同時期と比べて2倍以上になっており、取締役会や組織がCEOの後継者育成計画において、より視野を広めていることがうかがわれます。

CEOの配置に関する年次調査では、2021年7月5日時点で24市場に上場する最大手企業に所属するCEO1,095名のプロフィールを分析しています。本報告書のデータには、オーストラリアおよびニュージーランド、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、香港、アイルランド、イタリア、メキシコ、オランダ、ポルトガル、シンガポール、南アフリカ、スペイン、スウェーデン、スイス、アラブ首長国連邦、英国、米国の企業が含まれています。また今回初めてフォーチュン100社のCEOの人種・民族構成を分析し、その結果を発表しました。4%がアジア人、4%がヒスパニック/ラテン系、3%が黒人、1%が中東/北アフリカ人でした。

グローバルRoute to the Top 2021年次報告書のその他の調査結果は以下の通りです。

2021年上半期に世界で任命された、C-suite経験を持つCEOの約3分の1(32%)は、CEO、CFO、COO以外の役職出身

o任命されたCEOのうち、元リスク・戦略・テクノロジーチーフは12%。2020年上半期の3%から増加
oCFO経験者はわずか18%。2020年の同時期の24%から減少

昨年の中断を経て、男女平等が急進展

oCEOに任命された女性の割合は、2020年下半期には6%に低下したものの、2021年上半期には2倍以上の13%に増加
o就任する女性が増えているとはいえ、現在世界のCEOに占める女性の割合はわずか6%

2021年上半期に社内で行われた人事は62%。2020年の同時期の53%から増加

o2020年初頭から2021年半ばまでの人事を見ると、社内採用された新CEOの11%は女性だったが、社外採用は7%にとどまった。


2021年の世界的なCEOプロフィールによると

o就任時の年齢は49歳。25%が45歳以下で就任
o平均在職年数6.6年
o分析した市場の中で、女性CEOの割合が最も高いのはアイルランド(14%)、次いで米国(12%)、シンガポール(11%) 。最も低かったのはカナダ、イタリア、メキシコが同数(0%)
o外国人CEOを最も好むのは香港の企業(76%)、最も好まないのは中国(2%)
oクロスボーダー経験を持つCEOの割合が最も高いのはスイス(74%)、最も低いのは中国(10%)
oクロスセクター経験を持つCEOの割合が最も高いのはスウェーデン(45%)、最も低いのはアラブ首長国連邦(12%)

「グローバルな企業環境がより多くのステークホルダーの視点へと進化を続ける中で、CEOもまた変化しています」とハイドリック&ストラグルズのグローバルCEO&ボードプラクティス副会長兼共同マネージングパートナーであるボニー・グウィンは述べています。また「CEOは急速に、サイバーセキュリティ、サステナビリティ、社会正義と多様性、エクイティとインクルージョン、従業員の鼓舞、急速なデジタルと社会の変革のナビゲーションと様々な問題の旗手となりつつあります。このような変化に伴い、人生やビジネスにおける広範で異なる経験を持ち合わせた、新しいCEO像が求められています」 と述べています。

■ハイドリック&ストラグルズについて
Heidrick&Strugglesは、グローバルリーダーシップアドバイザリーおよびオンデマンドタレントソリューションのプレミアプロバイダーとして、世界のトップ企業のシニアレベル人材およびコンサルティングのニーズにお応えします。私たちは信頼あるリーダーシップアドバイザーとして、お客様のパートナーとなって将来のリーダーと組織を育成し、エグゼクティブサーチ、ダイバーシティ&インクルージョン、リーダーシップの評価・開発、組織とチームの加速、文化の形成、オンデマンドの独立した人材ソリューションなどのサービスと製品をご提供します。ハイドリック&ストラグルズは、エグゼクティブサーチという職業を65年以上前に開拓しました。現在は人材および人的資本のソリューションをご提供し、クライアントのリーダーシップチーム一つ一つが世界を変えるお手伝いをいたします。(R)
www.heidrick.com

《ハイドリック・アンド・ストラグルズ ジャパン合同会社 会社概要》
設立 :1992年に日本オフィスを開設 (アメリカ本社 1953年設立)
所在地 :〒105-6238 東京都港区愛宕2丁目5番1号 愛宕グリーンヒルズ 森タワー 25階
東京オフィス代表:スティーブン・グリーンバーグ
事業内容 :エグゼクティブ サーチ

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