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会田誠、村上隆、ヤノベケンジらの才能をいち早く見抜いてきた批評家の鑑賞術

PR TIMES / 2018年6月28日 10時1分

 椹木野衣、初の書き下ろしエッセイ『感性は感動しない』刊行

学術出版社の世界思想社(京都市左京区)は、美術批評家・椹木野衣さんによる初の書き下ろしエッセイ集『感性は感動しない』を刊行します(7月14日発売予定)。美術批評の第一人者が、絵の見方と批評の作法を伝授し、批評の根となる人生を描くもの。刊行に合わせて山口晃さん(画家)、伊藤ガビンさん(編集者・クリエイター)とのトークイベントを開催します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/6170/30/resize/d6170-30-266332-7.jpg ]

■著者初の書き下ろしエッセイ集
 25校以上の入試問題に出題された名作エッセイ「感性は感動しない」を冒頭に収載。そこから泉のように湧き出たエッセイを集めた本です。


第I部「絵の見方、味わい方」では、美術館での鑑賞術など、絵をどのように見ればいいのかが、具体例をまじえてわかりやすく説明されます。同時に、絵とはなにか、批評とはなにか、という本質までつかめるようになっています。
第II部「本の読み方、批評の書き方」では、朝日新聞の書評委員も務める椹木さんの本の選び方や読み方が、キータッチから睡眠までの批評の作法とともに描かれます。音楽や映画、美術と比べた本の特徴にもとづく、独特の文章の書き方が示されます。
第III部「批評の根となる記憶と生活」では、故郷・秩父の思い出、京都・同志社での学生生活、そして父となった現在までの半生と生活が、批評とどう結びついているのか、綴られます。音楽狂いのギター青年が美術批評家に行き着く論理的な必然性が示され、美術との対比で音楽の本質も語られます。



[画像2: https://prtimes.jp/i/6170/30/resize/d6170-30-668546-6.jpg ]

■椹木野衣さんプロフィール


1962年埼玉県生まれ。 故郷の秩父で音楽と出会い、京都の同志社で哲学を学んだ盆地主義者。 美術批評家として会田誠、村上隆、ヤノベケンジら現在のアート界を牽引する才能をいち早く見抜き、発掘してきた。 既存のジャンルを破壊する批評スタイルで知られ、蓄積なしに悪しき反復を繰り返す戦後日本を評した「悪い場所」(『日本・現代・美術』新潮社)という概念は、日本の批評界に大きな波紋を投げかけた。 ほかにも読売新聞(2010-2011)、朝日新聞(2017-)の書評委員としてあらゆる分野にわたる書評多数。 多摩美術大学教授にして岡本太郎「芸術は爆発だ!」の精神的継承者。 芸術人類学研究所所員も務める。1児の父。
おもな著書 『シミュレーショニズム』(増補版はちくま学芸文庫)、『反アート入門』『アウトサイダー・アート入門』(ともに幻冬舎)、『太郎と爆発』(河出書房新社)、『後美術論』(美術出版社、第25回吉田秀和賞)、『震美術論』(美術出版社、平成29年度芸術選奨文部科学大臣賞)



■目次

はじめに





感性は感動しない




I 絵の見方、味わい方

かたまりとしての思考/絵を前に思いをめぐらす/感想は言わない/子供の絵/初めての西洋美術/美術館鑑賞術1 歩くスピード/美術批評家になるには/美術館鑑賞術2 売り文句を疑う/美術館鑑賞術3 東京で歩きまわる/美術の母語/絵をまるごと呑み込む/イギリスでダリと再会


II 本の読み方、批評の書き方
本をどう選べばいいか/書くための読書術1 本の食べ方/書くための読書術2 生涯で読み込める本の数/書くための読書術3 惑星のような本/キータッチ――対話しながら書く/手書きを大事に――息を止めて推敲する/
日本語の批評/展覧会図録の横書き/ツイッターの書き方/スマホとのつきあい方/眠りと執筆/蔵書と家

III 批評の根となる記憶と生活
家が自分に住み着く/批評の根/私の育った秩父/子供のころ恐怖を感じたマンガ/秩父と京都の反骨精神/
青春の暴走とギター/なんでもありの音楽から批評家へ/批評の姿勢を身につけた大学時代/憑依する音楽/究極の呑み方/飛行機の座席の選び方/子育てと批評/部屋の外の世界に気づく


■山口晃さん、伊藤ガビンさんとイベント開催!


【満員御礼】7月14日(土)14:00~ 青山ブックセンター本店
椹木野衣×山口晃
「見ることと生きること:美術道中膝栗毛(あーとどうちゅうひざくりげ)」



[画像3: https://prtimes.jp/i/6170/30/resize/d6170-30-101405-4.jpg ]

椹木さんが「至高の域にまで高められた設計者」と評するのが、画家・山口晃さん。山口さんは、『ヘンな日本美術史』で実作者の視点から独自の絵の見方を示し、『すゞしろ日記』シリーズでは画家の日常の「どーでもいいけど楽しげなこと」を描きつづけています。日本で美術をすることの意味を考える二人が、絵を見ることと生きることについて語るトークショー。二人は日本各地を一緒に旅する間柄ながら、公開の対談としては初めての顔合わせ。
当初は50名の会場の予定だったが、販売開始後に即完売。会場を110名の大教室に変更して再募集したものの完売。



7月23日(月)20:00~ 下北沢 本屋B&B
椹木野衣×伊藤ガビン
「ゆる硬トーク アート人生リミックス祭り」





硬派な美術批評家と脱臼系クリエイターという異色の組み合わせですが、90年代にクラブカルチャーマガジン『REMIX』の発行元株式会社アウトバーンをともに立ち上げ、伝説のクラブ芝浦ゴールドで夜な夜な朝まで踊りあかした仲。作品の本質の見抜き方から創作者としての生き方まで、縦横無尽に語り尽くす夜祭りトークショー。お申し込みは、書店B&B(http://bookandbeer.com/event/20180723/)へ。

■カバー挿画は高橋大輔さん
カバーには、椹木さんが選んだ、画家・高橋大輔さんの作品《無題(デの青)》(2011-2012)を使用しています。焼き物のような風情がある美しい絵です。






[画像4: https://prtimes.jp/i/6170/30/resize/d6170-30-771289-5.jpg ]

■ABC六本木店閉店に捧げられた「椹木野衣が選んだ26冊」フェア


朝日新聞の書評委員も務める椹木さんが、繰り返し読み、大きな影響を受けた本を集めた「椹木野衣が選んだ26冊」フェアを全国主要書店で開催(青山ブックセンター本店、銀座蔦屋書店など)。椹木さんによる書籍推薦コメントを掲載した冊子も配布。椹木さんが常連だった青山ブックセンター六本木店は、刊行前の6月25日に閉店しましたが、「どうしても有終の美を飾るフェアをしたい」というお店の強い希望で、異例の刊行前フェアが開催されました。

[画像5: https://prtimes.jp/i/6170/30/resize/d6170-30-294489-3.jpg ]

■短くて、イラスト多く、読みやすい!
1つのエッセイは4~5ページ。まきみちさんのイラストが11点入っており、飽きが来ないつくりになっています。今までにない、間口の広い美術鑑賞への入門書です。


【商品概要】
書 名:『感性は感動しない――美術の見方、批評の作法』
著 者:椹木野衣
仕 様:四六判/208頁
価 格:本体1,700円(税別)
ISBN:978-4-7907-1713-3
刊 行:2018年7月14日
(奥付発行日2018年7月31日)
発 行:世界思想社
Webページ:http://sekaishisosha.jp/book/b370217.html

【会社概要】
法人名:株式会社 世界思想社教学社
創 業:1948年
代表者:代表取締役社長 上原寿明
所在地:〒606-0031 京都市左京区岩倉南桑原町56
事業内容:学術専門書・教養書の出版および大学受験参考書・問題集を中心とする教育図書の出版

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