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コロナ禍での中止を経て2年半越しの“復活” 『影のない女』“恋の試練”がテーマのモーツァルトの名作『コジ・ファン・トゥッテ』愛、友情、信頼…人生の悲喜交々を芸術で感じる2作品が上演

PR TIMES / 2024年4月19日 15時45分

『影のない女』『コジ・ファン・トゥッテ』2024年4月20日(土)チケット一般発売



 公益財団法人東京二期会は、ドイツのボン歌劇場との共同制作により、ドイツオペラを代表する名作リヒャルト・シュトラウス『影のない女』を2024年10月24日(木)から東京文化会館にて上演します。22年2月に予定していましたが、コロナ禍の影響を受けて公演中止を余儀なくされていました。その直後から公演実現にむけて準備を再開し、クラウドファンディングを実施し、この度、世界に先駆けて東京でワールドプレミエが実現いたします。
 また、フランスのシャンゼリゼ劇場ほかとの共同制作により、フランス最高峰のオペラ演出家ロラン・ペリーによる新制作モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』を、24年9月5日(木)から新国立劇場オペラパレスにおいて開催いたします。
 この2演目のチケットを4月20日(土)より一般発売いたします。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43876/47/43876-47-c37161014f8ea068085d787c6f17312c-800x800.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43876/47/43876-47-2f4416d870d93cd20d32434f1a733b89-800x800.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43876/47/43876-47-3be0c82e6a71fa663d96e0ec521b08c0-800x800.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


舞台芸術、パフォーミングアーツの「復活」を象徴!コロナ禍を乗り越えて『影のない女』を上演します
 『影のない女』は、ドイツオペラを代表する名作であり、これまで歴史的な“復活”を象徴するシーンで上演されてきた、祝祭色に満ちた大作です。
 初演は1919年10月。ウィーン国立歌劇場の、第一次世界大戦後最初の演目として舞台を飾り大成功を収めました。第二次世界大戦後もウィーン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場の再建記念公演のひとつとして上演されるなど、これまでに数々の記念碑的なシーンを飾る演目として上演されてきました。作品の規模も大きいため、上演回数自体は多くはなく、国内での貴重なご鑑賞の機会となる今回は東京二期会にとっても初演となります。
 東京二期会は当初、2022年2月に創立70周年記念として公演を予定していましたが、コロナ禍の影響を受けて、一度公演を中止せざるをえませんでした。しかし、芸術の灯を絶やさないというオペラ関係者の熱い想いや、オペラファンの方々のクラウドファンディングを通じたご支援により、まさに“復活”し、公演実現に至ることができました。
 「アフターコロナ」の時代に突入し、舞台芸術、パフォーミングアーツの完全復活を象徴する公演にするべく、傑作『影のない女』をお贈りいたします。

現代にオペラの感動を呼び起こす、世界的オペラ演出家ペーター・コンヴィチュニーと東京二期会の集大成!
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43876/47/43876-47-0bad51e16ab865ef471d6c95d1df5c04-1181x1772.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(c)Werner Kmetitsch
 演出のペーター・コンヴィチュニーは1980年代から現在にいたるまで、革命的な手法でオペラを演出し、現代にも通用するリアリティをもったドラマとして、聴衆に常に新しい衝撃と感動を与えてきた世界的巨匠です。東京二期会とは、2006年以来5演目を手掛け、必ず自ら来日して日本のキャストと1か月以上にわたる綿密な稽古を重ねることで、世界の他の劇場でも類をみないほどの完成度の高い舞台を作り上げてきました。
 『影のない女』は、コンヴィチュニーにとっても初演出となる作品。今回も、世界的巨匠が生み出す全く新しい舞台「コンヴィチュニーの『影のない女』」が誕生します。どのような舞台になるか、世界が注目する今回のワールドプレミエにぜひお越しください。

■東京二期会発行オペラ情報誌『二期会通信OPERA』最新337号に特集掲載中
 https://nikikai.jp/items/nikikai_opera_337.pdf
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43876/47/43876-47-54282b8991a262fb57ae1635ac2912ed-3679x2498.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
東京二期会オペラ劇場公演、過去のコンヴィチュニー演出から(撮影=三枝近志)『皇帝ティトの慈悲』 [画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43876/47/43876-47-f54cba9fe5a13eb8a9af1b87dd53bd6f-3900x2595.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
『エフゲニー・オネーギン』 [画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43876/47/43876-47-4eee16fb41bdec357d4453e3e8cae958-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
『マクベス』

指揮はアルゼンチンの俊英アレホ・ペレス。コンヴィチュニーとの名タッグで魅せる!
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43876/47/43876-47-16fab49b0e4bd4b62c14ec66f5d1f57e-3900x2600.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

指揮は、アルゼンチン生まれの英才で、ザルツブルク音楽祭はじめ欧州一流の歌劇場、音楽祭を席捲し、現在フランダース・オペラの音楽監督を務めるアレホ・ペレス。
 東京二期会では、昨年宮本亞門演出『午後の曳航』に続いての登場です。コンヴィチュニーとも世界各地で協働を重ねているペレスですが、東京二期会でも18年『魔弾の射手』以来のタッグが実現いたします。
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43876/47/43876-47-479a86aff6463423041a1fb5b74d9bb0-1024x683.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
東京二期会オペラ劇場『魔弾の射手』カーテンコールの様子
〈オペラ『影のない女』あらすじ〉
 東南の島々に棲む皇帝は、影を持たぬ霊界の王カイコバートの娘と恋に落ち、皇后とした。皇帝は3日間、狩りに出かけると宮殿を発つ。皇后のもとへ一羽の鷹が舞い降り、「影を宿さぬ皇后のため/皇帝は石と化すさだめ」と告げる。期限まであと3日。乳母は、人間をだまして影を買い取ることができると皇后に教え、二人は人間の世界へと降りていく。染物屋バラクとその妻も子どもに恵まれていない。乳母は、自分たちが3日間召使として仕え、妻の影を買い取る契約を交わすが、妻の耳には生まれざる子どもたちの恨みの声が聞こえ、夫を拒否してひとり眠りにつく。
 妻は若い男との不貞をでっち上げ、乳母と皇后の二人に影を売り払い、母親になることを諦めたと告げる。温厚なバラクも激怒し、妻を殺すと宣言すると、天から裁きの刀が降り、地が裂け、バラクと妻を飲み込み、家は崩れ去る。
 染物屋夫妻を救うため、裁きの場へ出ることを決意する皇后。そこに石となった皇帝の姿が浮かぶ。湧き出る「生命の水」を飲めば、影を得られるという試練に、「飲まぬ」と宣言する皇后。すると皇后の体に影が宿り、皇帝はもとの姿へ。染物屋夫婦は互いの無事を喜び合う。


オペラ都市・東京から発信!オペラの魅力を伝える10デイズ「Tokyo Opera Days」開催
 東京二期会は、昨年度に続き、文化庁が統括する「日本博2.0」事業として、本年10月18日(金)から27日(日)までの10日間、東京文化会館を中心にオペラの魅力を伝えるイベント「Tokyo Opera Days」を開催します。
 アジアでは随一のオペラ公演の規模と質を誇る東京。その文化、観光的価値を国際的にアピールしつつ、オペラの裾野を広げて多くの方にその魅力に触れていただくことを目的としたイベントです。昨年も10月に開催し、伝説的オペラ歌手マリア・カラス展や映画上映、野外オペラやバックステージツアーなど様々な企画とメイン公演としてオペラ『ドン・カルロ』を上演し、7日間でのべ約15,000人のご来場者がありました。
 今年は期間を10日間に延長。オペラ衣裳展、野外オペラ、ミニコンサート、トークショーなどさらにバージョンアップしてお贈りします。そして、オペラ『影のない女』公演は、Tokyo Opera Daysのメインイベント。まさに祝祭を締めくくるにふさわしい作品のワールドプレミエで、オペラの魅力を世界に発信します。
Tokyo Opera Days
2024年10月18日(金)~27日(日)東京文化会館他にて開催
詳細は今後東京二期会HPでお知らせいたします。nikikai.jp

[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43876/47/43876-47-91b3dd6d5e715d841f08ebb6c91f8188-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
昨年開催の模様[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43876/47/43876-47-bc56bc80d4c8f6ca31a30b5bd0b6899f-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
昨年開催の模様
[画像12: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43876/47/43876-47-ba04a461cd435b958008f8e0a34fb2dc-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
昨年開催の模様[画像13: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43876/47/43876-47-9bc1efde7f5e6380b37e1158e2f6f89f-3900x2194.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
昨年開催の模様

フランス最高峰のオペラ演出家ロラン・ペリーによる モーツァルトの名作『コジ・ファン・トゥッテ』シャンゼリゼ劇場のエスプリ薫る舞台で始まる新シーズン
[画像14: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43876/47/43876-47-9a24a27553bf1127489263907dc622ac-1700x1132.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(C)Carole Parodi
 東京二期会は、2024/2025シーズンのオープニングを『コジ・ファン・トゥッテ』で迎えます。『コジ・ファン・トゥッテ』はモーツァルト五大オペラのひとつと称される名作。「恋の絆の深さを証明するため、お互いの恋人を入れ替える」という、オペラ史上最も物議を醸した「恋愛実験」物語が展開します。
 今回は、いずれも東京二期会初となるシャンゼリゼ劇場、カーン劇場、パシフィック・オペラ・ヴィクトリアとの共同制作。フランス最高峰のオペラ演出家ロラン・ペリーによる新制作でお楽しみいただきます。
ペリーは、パリ・オペラ座、ロイヤル・オペラ・ハウス、メトロポリタン歌劇場、グラインドボーン音楽祭等、主要な歌劇場、音楽祭で活躍するフランスを代表するアーティストのひとり。東京二期会には、21年に絶賛されたヴェルディ『ファルスタッフ』以来2度目の登場です。
 本プロダクションは、22年3月シャンゼリゼ劇場でワールドプレミエを迎えました。ペリーの卓越したイマジネーションと、フランスらしい軽妙洒脱なセンスが随所に光る舞台は、オペラ未体験の方でも気軽に楽しんでいただけることでしょう。どうぞご期待ください。
[画像15: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43876/47/43876-47-145551b74146660c92095797ea6c06ac-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
シャンゼリゼ劇場(C)Hartl Meyer[画像16: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43876/47/43876-47-d7f843fad5aaf237f012fcf087dc86a6-3240x2128.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
シャンゼリゼ劇場公演より(C)V. Pontet

「永遠の貴公子」クリスティアン・アルミンクが16年ぶり東京二期会登場!
 東京-三重-岡山 3都市全公演を指揮!
[画像17: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/43876/47/43876-47-3411226d23c0fe051a0115a774c8a8e1-1802x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
(C)ShumpeiOhsugi
 また同プロダクションは、東京公演の後、9月14日(土)三重県総合文化会館大ホール、21日(土)岡山芸術創造劇場ハレノワ大劇場を巡ります。三重・岡山公演は6月16日(日)よりチケット一般発売を開始いたします。

 指揮には、小澤征爾の薫陶を受け、現在欧州一流の歌劇場、オーケストラで活躍するクリスティアン・アルミンクが、3都市全公演に登場します。その高貴な佇まいと流麗な音楽作りに加えて、その端麗な指揮ぶりから「貴公子」と呼ばれ、国内でも人気を集めるマエストロです。今年4月には、新たに広島交響楽団音楽監督に就任しました。

 今回、東京、三重では10年間音楽監督を務めた新日本フィルハーモニー交響楽団、そして岡山では今新たに率いる広島交響楽団との共演が実現。「永遠の貴公子」と謳われる世界のマエストロが、この秋、3都市でモーツァルトの極上の音楽を奏でます。
〈オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』あらすじ〉
 男たちが議論をしている。青年士官のグリエルモとフェランドは、姉妹である恋人たちの貞節を信じて疑わない。老哲学者ドン・アルフォンソ曰く「女の貞淑さを信じているなんて何とおめでたい」と。そこでお金を賭けた勝負になる。即ち恋人たちは浮気をするか否か? 姉妹の恋人たち、フィオルディリージ(グリエルモの恋人)とドラベッラ(フェランドの恋人)が貞節を守れば、青年たちの勝ちである。
一計を案じたドン・アルフォンソはお芝居を仕組み、二人を変装させ、恋の相手を替えて口説かせることに。士官たちは出征するとの触れ込みで恋人たちに別れを告げ、別離のシーンが展開される。ドン・アルフォンソに買収された小間使いデスピーナは姉妹に浮気を巧みに勧める。
 そこに士官たちが巧みに化けた外国からの新しい求愛者が現れる。それぞれが別の恋人にプロポーズを。まだ、姉妹の心は堅固。にせの外国人たちは毒を仰ぐふりまでするが…
 デスピーナのそそのかしが効を奏してか姉妹の心に隙が出始める。求愛を続ける外国人に、先ずはドラベッラが新しい恋人に心を寄せるが、フィオルディリージは後ろめたさになお逡巡。競争心を刺激されたフェランドはフィオルディリージに厭くことなき求愛。ついにフィオルディリージとドラベッラの姉妹は新しい恋人を選ぶことに。ドン・アルフォンソがそこに登場し、さて、それからは……。


アフターコロナの今、若年層にも感じてもらいたい「オペラ」という総合芸術 <東京二期会からのメッセージ>
 オペラは音楽と文学と美術が融合したまさに「総合芸術」です。その壮大なスケールと美しいメロディは、聴く者の心を魅了し、感情を揺さぶる力があります。
 単なる歌や演技ではなく、舞台や衣裳、照明など、すべてが一体となって物語が表現され、英雄の勇ましさや恋人たちの切ない想い、そして悲劇の結末まで、オペラは人間の感情を豊かに描き出します。若年層の方にとっては、オペラが古くて難解なものと思われることもあるかもしれません。しかし、実際に足を運び、舞台の一部となると、その魅力に一気に引き込まれることでしょう。オペラの世界は、躍動感にあふれ、繊細かつ力強い音楽が心を震わせます。その迫力に圧倒されながら、自分自身の感情が舞台と一体化する瞬間を味わってみてください。
 愛や友情、人間関係の複雑さや困難さ、そして人生の喜びや悲しみなど、これらのテーマは若い方の心にも深く響くはずです。オペラは言葉や国境を超え、人々の心を結びつける共通の言語とも言えるのです。
オペラの舞台に参加し、壮大な音楽と感動的なストーリーに身を委ねてみてください。きっと、新たな世界や感動が広がることでしょう。オペラの魅力を知り、その美しさを存分に味わってください。あなたの心に、オペラが深く刻まれることを期待しています。

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