ボルボ・カーズ、2016年世界販売台数最高記録を更新
PR TIMES / 2017年1月12日 9時17分
本プレスリリースは、2017年1月5日スウェーデン本社発、プレスリリースの翻訳版です。
ボルボ・カーズの2016年の世界累計販売台数が過去最高の534,332台(前年比6.2%増)を達成し、3年連続で販売記録を更新しました。これはボルボ・カーズが継続的に推し進める、世界的な改革の着実な成果を示すものです。
[画像: https://prtimes.jp/i/17096/59/resize/d17096-59-674411-0.jpg ]
この販売記録は、すべての主要販売地域における安定した成長によるものです。特に2大市場である中国および米国での販売台数の2ケタ成長と、西ヨーロッパでの堅調な販売推移があげられます。ボルボは2017年の販売台数においても過去最高を更新すると見込んでいます。
世界の販売台数の主な牽引役となったのは、ボルボの新たなフラッグシップである90シリーズです。中でも大型SUVであるボルボXC90は前年比125%増の販売台数を記録し、ボルボ・カーズの新たなデザインとエンジニアリングの成功を裏付けました。この結果により、今後発表されるニュー・モデルの見通しも明るいものとなっています。
一方、中型SUVのXC60は、発売より9年目を迎えた2016年に161,092台を販売し、年間販売台数記録を更新しています。2008年の発売以来、XC60は年間販売台数を毎年伸ばし続けています。
2016年における最大の市場は中国で、合計販売台数は前年比11.5%増の90,930台を記録しました。この世界最大の市場でのベストセラー・モデルは、現地生産のボルボXC60とプレミアム・セダンS60Lでした。
米国においては、年間合計販売台数は82,726台となり、ボルボXC90およびXC60が販売台数をけん引しました。市場シェアは18.1%に伸び、決して活発とは言えない米国市場の中で、ボルボは急成長を遂げているプレミアム・ブランドのひとつとなっています。
西ヨーロッパにおける合計販売台数は206,144台で、4.1%増となりました。これはドイツ、英国、フランスおよびイタリアなど、主要市場での堅調な業績によるものです。
2016年の販売新記録達成は、ボルボ・カーズが継続的に推し進める、世界的な改革の着実な成果を示すものであり、世界市場における、競合他社に対抗するためのブランドの再ポジショニングに取り組んだ1年を締めくくるものです。
2016年のボルボ・カーズは、自動運転(AD)、電動化および安全性の分野でのリードを確固たるものとし、また新たなアライアンスも確立しました。さらに製品構成全体の刷新を継続すると共に、世界での生産拠点を拡大しています。
2016年、ボルボは5億ドルを投じた米国初となるサウスカロライナ生産工場の建設を継続して実施ました。この工場では、新プラットフォームであるスケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー(SPA)を使用した新モデルを生産し、生産開始時には2,000名を雇用する予定です。主要マーケットである米国に新工場を建設することは、ボルボの米国市場への長期的、かつ本格的な取り組みを強く表明するものです。
また、ボルボ・カーズは中国における生産能力の拡大と、中国を世界に向けた生産と輸出のハブとする戦略も明らかにしました。中国北部の大慶工場では最上級モデルであるS90が生産され、成都工場では現行および将来の60シリーズを生産します。さらにコンパクト・モジュラー・アーキテクチャー(CMA)を採用する次世代の40シリーズは、上海の南350kmに位置する台州市路橋区に建設中の工場で生産される予定です。
2016年9月には、プレミアム・ステーションワゴンV90 Cross Countryが発表され、新しい90シリーズのラインナップが揃いました。これらの新モデルは、世界各国で120以上の賞を受賞したXC90のデザイン、テクノロジー、およびブランド力が証明するとおり、SPAへの転換による効果を示すものです。
ボルボ・カーズは、全モデル・レンジの刷新を推し進めます。2017年にはボルボの世界的な小型車戦略を支えるCMAを初めて採用した、小型SUVのXC40が新しい40シリーズの第1弾として登場する予定です。これに加え、世界的に大きな成功を収めているXC60も、SPAを採用したフルモデル・チェンジを予定しています。
2016年、ボルボ・カーズはすべてのモデル・レンジにプラグイン・ハイブリッドを設定するという、電動化推進戦略を発表しました。さらに2019年までには、ボルボ初となるフルEVモデルの発売を予定しています。ボルボは2025年までに、最大100万台の電動化車両を販売することを目標としています。
そして、2016年のボルボ・カーズは、新たなパートナーシップによって、自動車業界が直面する大きな変化の最先端に立つこととなりました。
ボルボ・カーズとウーバーは、完全自動運転も視野に入れた、最新のAD(自動運転)テクノロジー対応を可能とする車両の開発と、同車両の生産を目指す共同開発プロジェクトの立ち上げと資金調達について合意しました。
また、ボルボ・カーズとオートリブは新合弁会社「Zenuity」を設立し、ADソフトウェアおよび先進運転支援システム(ADAS)の設計・開発、およびOEM向けにサードパーティへの販売を行います。Zenuityは、急成長する世界の自動運転ソフトウェア・システム市場に新規参入します。このように世界有数のプレミアム・カー・メーカーが一流サプライヤーと協力し、先進的な自動運転ソフトウェア・システム開発に取り組む初の事例となります。
ボルボ・カーズの世界的な改革は今後も継続されます。2017年、スウェーデンのイェーテボリにおいて、一般の家族の協力を得て、自動運転車両仕様のXC90を、公道で日常生活の中で使用するという、最先端で最も野心的な自動運転試験を開始します。この取り組みは、自動運転テクノロジー分野でボルボがグローバル・リーダーとなる道筋をつけるものです。将来的にはロンドン、および中国でも、一般のドライバーが参加する同様の自動運転試験を行う予定です。
ビジネス・モデルを変革する、これらのパートナーシップおよびその他のパートナーシップの結果、ボルボ・カーズは単なる自動車メーカーではなく、現在、世界的なプレミアム・モビリティ企業へと変貌を遂げています。
参照:
ボルボ・カー・グループの年間販売台数内訳:
[表: https://prtimes.jp/data/corp/17096/table/59_1.jpg ]
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