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2020年は新型コロナウイルスの感染状況に応じて炎上傾向が変化 エルテス「総集編|2020年の炎上トレンドと2021年のトレンド予測」を発表

PR TIMES / 2021年1月14日 15時45分

2021年も新型コロナウイルスや同一労働同一賃金、育児介護に関連した炎上に注意

 企業が抱えるデジタルリスクを予兆・検知・解決するソリューションを手掛ける株式会社エルテス(本社:東京都千代田区、代表取締役:菅原貴弘、証券コード:3967、以下「エルテス」)は、2020年の炎上トレンドについてまとめた、「総集編|2020年の炎上トレンドと2021年のトレンド予測」を2020年12月22日(金)デジタルリスクラボにて発表しました。

 東京オリンピックの開催が予定されていた2020年。2019年12月に新型コロナウイルスの感染が中国武漢で確認されてから、私達の生活様式は大きく変化しました。そして、東京オリンピックも2021年に延期をされ、私達の価値観が大きく変化した1年となりました。今回は、激動の2020年の炎上トレンドを振り返りながら、これから炎上で気をつけるべきトピックスを紹介していきます。

■2020年 振り返り
 東京オリンピックの開催が予定されていた2020年。まさかこんな一年になるとは、と感じている方が大半かと思います。2019年12月に新型コロナウイルスの感染が中国武漢で確認されてから、私達の生活様式は大きく変化しました。そして、東京オリンピックも2021年に延期をされ、テレワークの導入、テレビ会議の活用など、私達のライフスタイルやワークスタイルが大きく変化した1年となりました。
 新型コロナウイルスに関連する主なトピックスを、下記にまとめました。

2019年12月 武漢で新型コロナウイルスの感染者を確認
2020年1月 ダイヤモンド・プリンセス号での新型コロナウイルス罹患者の発生
2020年4月 緊急事態宣言発出
2020年5月 緊急事態宣言解除(首都圏1都3県と北海道で解除され、全国で解除)
2020年7月 Go Toトラベル開始(東京発着を除く)
2020年8月 新型コロナウイルス第2波
2020年9月 菅内閣発足、Go To Eat開始
2020年10月 Go Toトラベル対象に東京発着追加
2020年11月 新型コロナウイルス第3波

■2020年の炎上トレンド
 2020年の炎上トレンドは、新型コロナウイルスに関連するものが多かったということです。新型コロナウイルスは全世界を対象とした問題であり、非常に関心が高く、炎上参加者数を集めやすいテーマだからです。
 また、新型コロナウイルスの感染拡大状況に合わせて、炎上の傾向が少しずつ変化していることも特徴的でした。

■1月~3月(感染拡大初期)
・トイレットペーパーが品薄になるとデマ情報を発信した人物が所属する企業の炎上
・経営者の新型コロナウイルス対策のための善意の行動が医療崩壊に繋がるとして、炎上
・マスクの抱合せ販売や転売などを行った企業等が炎上
→新型コロナウイルスの実態が不明な中、不確かなデマ情報が拡散しインフォデミックと呼ばれる状況が発生。

■4月~6月(緊急事態宣言以降)
・小売店で顧客への新型コロナウイルス感染対策が不十分として炎上
・不適切な行動を行った新型コロナウイルス感染者や当人の所属企業、所属企業と疑われる企業が炎上
・PCR検査キットを発売した企業が炎上
→国民に対し“ウィズコロナ“や“新しい生活様式”が提示され、新型コロナウイルスとの向き合い方が浸透してきた一方で、それにそぐわないとみなされた企業や個人が批判を浴びる。

■7月以降(Go Toトラベル以降)
・パンデミックが終息しない中、Go Toトラベルが実施されたことに対する批判
・Go To Eatに関する不適切行為を行ったユーザーの炎上
・発熱症状のある俳優に舞台出演を認めた運営会社が炎上
・店舗でのキャンぺーンを実施した際にお客様が殺到し、密状態が招いたとして店舗が炎上
→ウィズコロナの浸透が進む一方、経済と医療のバランスから実施されたGo Toトラベル、Go To Eatなどの新しい施策に関連した批判などが発生。

 当初はインフォデミックに対する批判などが中心でしたが、やがて従業員を守ろうとしない企業に対する批判、自覚を持って感染予防をしない個人への批判へと変化。そしてウィズコロナとともに立ち上がってきた新しい施策に関連した批判・炎上へと矛先が目まぐるしく変わっています。
この傾向は年を越してもまだまだ継続すると考えられます。

 その一方、新型コロナウイルスに関連しない炎上に関しては、秋ごろに女性従業員に対する高圧的な態度を取った経営者や店員への批判、小売業が8年前に行ったキャンペーンの「女性のあるべき像」への批判、製造業企業の女性イラストへの批判など、ジェンダーに関わる炎上も散見されました。
 アメリカの次期大統領バイデン氏が広報チームを全て女性で構成するとの報道があるように、世界的にジェンダーレスの考えが浸透しつつあり、世間の注目を集めている中で、男尊女卑のような考え方が炎上の対象となっています。

■2021年の炎上トレンド
 では、2021年はどのような炎上トレンドが想定されるのでしょうか。大きく2つのトレンドが想定されます。

1.新型コロナウイルス関連の炎上
 引き続き新型コロナウイルスに関連した炎上が予想されますが、感染の拡大状況に応じて、炎上する要素が変化していくため注意が必要です。ワクチンの投与開始など、状況は刻一刻と変化しています。論調の変化について注視が求められます。

2.特筆すべき2021年のイベント
 新型コロナウイルス以外で、炎上の対象となりそうなイベントは下記と予測しています。

A:同一労働同一賃金(2021年4月中小企業にも適用)
B:育児介護関連
C:オリンピック関連

 特にA・Bは近年注目を浴びている従業員と企業の関係性にも関連する事象のため、炎上の火種になる可能性は大いに考えられます。Cに関しては、世界に日本を発信するイベントであり、インシデント発生時には大きな批判を受ける可能性があります。世界中から注目されていることを理解の上対応を行うことが求められます。

■まとめ
 SNS炎上は、ある事象に関する批判の連鎖が止まらない状況を指します。そのため、世間から注目を集めている事柄が炎上しやすくなってしまいます。企業のプロモーション活動で炎上を防ごうとする場合は、今世間が何に注目を集めているのかをしっかり把握して、プロモーション活動が批判を浴びる可能性がないのかを確認することが大事です。ぜひ、ブランド保護のためにも、炎上をさけるリスクマネジメントを取り入れていきましょう。

デジタルリスクラボ掲載記事はこちら
https://digitalrisk-lab.com/report/2519/

【解説者】
株式会社エルテス 奥村高大
プロフィール:
大学卒業後、金融機関、コンサルティングベンチャーを経て、2018年に株式会社エルテスに入社。マーケティングGrにて、デジタルリスクラボの立ち上げ、運営、執筆を行う。

株式会社エルテスについて
リスクに特化したビッグデータ解析を強みに、ソーシャルリスクを中心としたデジタルリスクを検知・解決するソリューションを提供しております。デジタルリスクとは、インターネット上での炎上・情報漏洩・従業員による内部不正・産業スパイ等、企業の競争力にも影響を与える重大なリスクを指し、当社ではそのデジタルリスクを分析する事で、企業が抱える課題を解決するサービスを400社以上に提供しています。


[会社概要]
社名     :株式会社エルテス
代表者    :代表取締役 菅原 貴弘
所在地    :東京都千代田区霞が関3-2-5
創業     :2004年4月28日
URL     :https://eltes.co.jp/
事業内容   :リスク検知に特化したビッグデータ解析によるソリューションの提供





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