声明:国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への拠出再開を歓迎 国際NGOセーブ・ザ・チルドレン
PR TIMES / 2024年4月3日 17時40分
子ども支援専門の国際NGO公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(理事長:井田純一郎、本部:東京都千代田区)は、2024年4月2日に日本政府が発表した、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金拠出再開を歓迎します。
現在、ガザ地区に暮らす子どもたちは差し迫った飢餓の危機にあり、2歳未満の子ども3人に1人が急性の栄養不良に陥り、命の危機に晒されています。ガザ地区でUNRWAの支援により生活を送っている一般市民は200万人以上にのぼり、そのうち半数以上が子どもたちです。UNRWAへの資金拠出の再開は、多くの子どもたちやその家族の命を守ることにつながります。
一方で、今月イスラエルは、UNRWAによるガザ北部への食料輸送を拒否する決定を下しています。この決定は、飢饉のリスクを加速させ、すでに飢えている子どもたちの命をさらなる危険に晒します。
日本政府によるUNRWAへの資金拠出再開は喜ばしいことですが、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、少しでも多くの人道支援物資を、一刻も早く必要とする人たちに届けるために、UNRWAをはじめとする人道支援機関が充分に活動できるよう、日本政府に対して、引き続き、外交努力を求めます。子どもたちの命がかかっていることを忘れてはなりません。
<セーブ・ザ・チルドレンのガザ地区における人道支援の取り組み>
すでに脆弱な状態にあったパレスチナ・ガザ地区の子どもたちが、かつてない人道危機に晒され、一刻を争う状況に置かれています。いまこの瞬間も、子どもたちの命が脅かされています。私たちセーブ・ザ・チルドレンは、1953年からパレスチナ・ヨルダン川西岸地区とガザ地区において、地域に根差した活動を行ってきています。現在、パレスチナ・ガザ地区への人道的アクセスや支援物資の持ち込みが制限されている中、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)や、エジプト/パレスチナ赤新月社、地域のパートナー団体と連携し、24時間体制で活動を実施しています。
■最新の活動状況はこちらをご覧ください:https://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?c=14
<セーブ・ザ・チルドレン概要>
セーブ・ザ・チルドレンは、生きる・育つ・守られる・参加する「子どもの権利」が実現された世界を目指して活動する国際NGOです。1919年にイギリスで創設され、現在、世界約120ヶ国で子ども支援活動を実施しています。日本では1986年にセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが設立され、国内外で活動を展開しています。
https://www.savechildren.or.jp/
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