アジア人は「アジアの作品」を好む傾向=日本アニメや韓国ドラマ、中国の時代劇など―米メディア
Record China / 2024年5月18日 23時0分
17日、環球網はアジア地域ではアジア各国で制作された映像コンテンツがより好まれる傾向にあることが調査で明らかになったと報じた。写真は中国の大ヒットブロマンスドラマ「陳情令」。
2024年5月17日、中国メディアの環球網は、アジア地域ではアジア各国で制作された映像コンテンツがより好まれる傾向にあることが調査で明らかになったと報じた。
記事は、米メディア「バラエティ」が14日付で掲載した文章を引用して伝えた。それによると、コンサルティング会社「メディア・パートナーズ・アジア」の最新統計により、アジアで制作された映画やテレビ番組のストリーミング配信が同地域の動画視聴量全体の80%を占めていることが明らかになったという。
調査は日本や韓国、シンガポールなどアジア9大市場、合計4万人のユーザーを対象に昨年1月から今年3月まで実施。調査の結果、韓国、日本、中国、インドネシア、タイの動画コンテンツがアジア市場での動画コンテンツ購入やストリーム再生の70〜75%を占めており、韓国ドラマと日本のアニメの安定した影響力に加え、中国やタイ、インドネシアの作品も今や重要なカテゴリーとなっていることが分かった。
特に中国の映像作品は韓国ドラマ風のストーリーやテーマを踏襲することで多くの視聴者を呼び込んでいるほか、「古装劇」と呼ばれる中国のファンタジー時代劇はタイなどの東南アジア市場で大ヒットしているという。
また、インドネシアのホラー映画やタイのロマンティックコメディーなどそれぞれの地域で異なる特徴を持つ映像ジャンルが確立されつつあり、人気が高まっているという。
文章は、東南アジアにおける動画コンテンツプラットフォームの新規登録者数の伸びは鈍化傾向にあり、22年には1100万人いた新規登録者数が23年は130万人にとどまったことを指摘する一方で、23年のサブスクリプション消費額は前年比12.5%増と引き続き市場が拡大していると伝えている。
なお、文章によると、東南アジアではディズニーやアマゾンよりもネットフリックスが人気プラットフォームとなっており、最も人気のあるコンテンツは日本のアニメ「ONE PEACE(ワンピース)」の実写版だという。(翻訳・編集/川尻)
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