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〈膣活最前線〉シュシュっと吹きかけたら「ふっくらピンピン」に! 日本初上陸の膣ヒアルロン酸噴射を本誌記者が体験。パートナーも効果を実感?

集英社オンライン / 2023年2月21日 18時1分

腟トレ、腟活といったいわゆる「腟ケア」が注目される中、新たに欧州や北米、中東など25か国以上で浸透している膣ヒアルロン酸噴射が日本初上陸! 本誌“膣活ライター”が早速、体験してきた。

日本初上陸! 膣活界の「黒船」

記者が向かったのは、日本の美容トレンドの発信地・名古屋にある「咲江レディスクリニック」。今年で開業21年目を迎え、全国から様々な年代の患者が訪れる人気のクリニックだ。

国立名古屋病院(現 名古屋医療センター)での勤務を経て2002年に「咲江レディスクリニック」を開業した丹羽先生

今回、体験するのはまったく痛みを伴わない膣の最新施術「フェムフロー」。全世界25か国以上のクリニックで採用されており、「加齢による膣内の乾燥感や痒みなどの改善」「黒ずみやハリ感のなさの改善」などに加え、カンジタ症や尿道炎に対しても効果があるのだという。


欧州の医師チームの4年に渡る共同研究の末に開発されたフェムフロー。これまで5万回以上の症例を実施済みだとか

これまでに記者は、器具を挿入する「ウルトラヴェラ」や「ヨニハイフ」、レーザー治療の「モナリザタッチ」などを経験してきたが、膣に若干の痛みや熱を感じる人もいるこれらの施術と違って、「フェムフロー」は痛みも術後の行動制限も一切ないというスグレモノ。

早速、「咲江レディスクリニック」の丹羽咲江院長に施術をしていただいた。

――先生、この「フェムフロー」は具体的にどんな施術内容なのでしょうか?

まず外陰部の表面に欧州で国際特許が取得された2種類の特別なヒアルロン酸を噴射します。使用するのは、こんなタイプの噴射機です。では吹きかけますね~。

こちらの噴射機でヒアルロン酸を外陰部に噴射します

――(外陰部に噴射されながら)なるほど、けっこう、冷やっとしますね〜! このヒアルロン酸は外陰部にどのような効果があるのでしょう?

ヒアルロン酸には高い保湿力があるので、外陰部のハリや柔軟性を回復させ、膣壁の厚みと潤いを高めてくれます。ご自身でよく観察されている方ならわかると思いますが、加齢により外陰部はふっくら感がなくなってゲッソリやせ細るんです。その弛んだ感じが改善されると思います。

さらに高濃度酸素を膣内に噴霧

――(しみこめ〜しみこめ〜と呪文のように脳内で唱えながら)ヒアルロン酸は何分くらい噴射するのでしょう?

まずヒアルロン酸を外陰部に3CC噴射します。時間にして5分ほどになります。続いて、高濃度酸素を膣内に噴霧するスティック状の器具を膣内に挿入します。

膣内に挿入する、高濃度酸素を噴霧する器具です

――(器具を挿入されながら)おぉ~。以前にレーザー治療の「モナリザタッチ」を体験した時のような熱さはゼロです! この高濃度酸素にはどのような効果が?

こんな感じでヒアルロン酸を外陰部に噴射したり、高濃度酸素を膣内に噴霧します

膣内の新生血管の形成や細胞のターンオーバーを促進させるので膣、これによって膣内の環境がよくなります。ヒアルロン酸の効果も相まって、カンジタ症や皮膚炎などの発症や再発を減少させたり、膣内の潤いを取り戻し、膣萎縮による性交痛(性交渉時に感じる痛みのこと)や尿漏れなども改善されます。

この高濃度酸素を10分ほど噴霧した後、ヒアルロン酸を加えて更に5分間12CC膣内に噴霧して終了です。施術時間は全部で30分ほどになります。

パートナーも効果を実感

2種類のヒアルロン酸と高濃度酸素をたっぷりと浴びると、心なしか膣がピンッピンに生き返ったような気がしてきた記者。

――なんだか、膣が“ふっくらピンピン”してきた気がします。ちなみに先生も「フェムフロー」は試されたのでしょうか?

私はまず、「モナリザタッチ」を経験したところ、性交痛が劇的に改善されました。感動して、これを自身のクリニックにも導入し、さらに様々な機器を導入してまいりました。
「フェムフロー」は1ヶ月で3回ほど経験してみましたが、何よりも外陰部のふっくら感が変わりましたね。その違いを実感したのは、私だけでなくパートナーもでして…(笑)。

こちらが丹羽先生が仰る器具「モナリザタッチ」。銀の棒状のものを膣内に挿入します!

――なんと! 先生のパートナーさんはどんな違いを感じられたのでしょうか?

パートナーは私が「モナリザタッチ」や「ヨニハイフ」など新しい何かを体験するたびに、私の膣内の感触の変化をこと細かに教えてくれるのですが、「フェムフロー」をした後の感想は「これまでで一番の変化を感じる。膣内のふっくらした感触が以前よりも増し、膣内の温度も温かくなった気がする」と話していました。

――膣内の温度も高くなるのですか。

はい、ヒアルロン酸と高濃度酸素の噴霧により血流がよくなりますので、下腹部の体温は上昇しますし、免疫力も向上します。それによってカンジタ症や皮膚炎なども減少できるというわけです。

――今回の「フェムフロー」の効果はどのくらい持続するものなのでしょうか。

やはり膣の状態は個体差があるので一概には言えませんが、ひと月に1回の施術を5回ほど受けていただくと、最後に受けてから半年くらいの間はよい状態が保てるのではないかと思います。

(注)「咲江レディスクリニック」での「フェムフロー」受診は1回3万円(税別)。症状により回数は変わるそうです

――今年の2月から施術を開始されたということですが、患者さんの注目度はいかがでしょうか?

すでに10名以上の予約が入っています。尿漏れや性交痛などは治らないと思い込まれている方も多いのですが、ぜひ一度、試していただきたいと思います。

*

ちなみに「フェムフロー」施術から一週間経った今、原稿を書いているが、記者のアソコは依然、ふっくらピンピンしている気がします。

取材・文/河合桃子

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