大マゼラン雲で輝く宝石箱のような球状星団「NGC 1651」 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影
sorae.jp / 2024年3月29日 21時40分
こちらは「テーブルさん座(テーブル山座)」の方向約16万2000光年先の球状星団「NGC 1651」です。NGC 1651は天の川銀河の伴銀河(衛星銀河)のひとつ「大マゼラン雲」(LMC:Large Magellanic Cloud、大マゼラン銀河とも)にあります。
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡の「広視野カメラ3(WFC3)」で撮影された球状星団「NGC 1651」(Credit: ESA/Hubble & NASA, L. Girardi, F. Niederhofer)】球状星団とは数万~数百万個の恒星が球状に集まっている天体のことで、たとえば天の川銀河ではこれまでに約150個の球状星団が見つかっています。色とりどりに輝く星々が集まっている様子はまるで宝石箱のような美しさを感じさせます。
この画像は「ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope:HST)」の「広視野カメラ3(WFC3)」で取得したデータをもとに作成されています。ハッブル宇宙望遠鏡によるNGC 1651の観測は、大マゼラン雲の星団を構成する星の性質や星団の固有運動を調査する研究の一環として2011年と2022年に実施されました。
冒頭の画像は“ハッブル宇宙望遠鏡の今週の画像”として、欧州宇宙機関(ESA)から2024年3月25日付で公開されています。
Source
ESA/Hubble - No zoom文/sorae編集部
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