4000万光年先で輝く極リング銀河の姿 “おおぐま座”の「NGC 2685」
sorae.jp / 2024年4月19日 20時25分
こちらは「おおぐま座(大熊座)」の方向約4000万光年先の銀河「NGC 2685」です。淡く輝く中心部を包み込むような幅の広いリング構造と、そのさらに外側を大きく取り囲むレモン形の構造が入り組んだ複雑な姿が印象的です。
【▲ 極リング銀河「NGC 2685」(Credit: International Gemini Observatory/NOIRLab/NSF/AURA/L. Bassino; Image processing: J. Miller (Gemini Observatory/NSF’s NOIRLab), M. Rodriguez (Gemini Observatory/NSF’s NOIRLab), & M. Zamani (NSF’s NOIRLab))】NGC 2685は「極リング銀河(polar ring galaxy)」というめずらしいタイプの銀河の一つとして知られています。極リング銀河とは、星・ガス・塵(ダスト)でできたリングが銀河の平面に対して垂直かそれに近い角度で周回している銀河のことで、銀河どうしの相互作用や合体などによって形成されると考えられています。
米国科学財団(NSF)の国立光学・赤外天文学研究所(NOIRLab)によると、NGC 2685は既知の極リング銀河のなかでも天の川銀河に最も近いものの一つであり、同種の銀河としては研究しやすい観測対象の一つだということです。冒頭の画像はハワイのマウナケア山で運用されているジェミニ天文台の「ジェミニ北望遠鏡」で撮影されたもので、NOIRLabの“今週の画像”として2024年4月10日付で公開されています。
Source
NOIRLab – NGC 2685: A Helix in the Sky文・編集/sorae編集部
この記事に関連するニュース
-
みなみのうお座で踊る銀河たち 南米の望遠鏡で撮影された「ヒクソン・コンパクト銀河群90」
sorae.jp / 2024年4月24日 21時20分
-
優雅に渦巻く“ケンタウルス座”の棒渦巻銀河「NGC 3783」 ハッブル宇宙望遠鏡で撮影
sorae.jp / 2024年4月16日 21時36分
-
南天“ふうちょう座”の渦巻銀河「IC 4633」 ハッブル宇宙望遠鏡などが撮影
sorae.jp / 2024年4月12日 21時7分
-
星を激しく形成する“おおぐま座”の矮小不規則銀河 ウェッブ宇宙望遠鏡で観測
sorae.jp / 2024年4月10日 21時10分
-
これがスターバースト銀河の中心部 ウェッブ宇宙望遠鏡で観測した「M82」
sorae.jp / 2024年4月7日 21時8分
ランキング
-
1退職後のがん患者にとって「幸せな食事」とは何か…療養食開発者が味以上にこだわったこと
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月6日 9時6分
-
267歳・月の年金7万円「年金制度を信用していなかった」女性の後悔
オールアバウト / 2024年5月5日 20時5分
-
3【業務スーパー】「チーズホットク」がリピ確のおいしさ!甘じょっぱさがたまらないよ~!!
イエモネ / 2024年5月6日 12時0分
-
4春のだるさ、眠さを一発解消する「非常識な食習慣」 季節の変わり目の体調不良には意外な要因が
東洋経済オンライン / 2024年5月6日 8時30分
-
5「スナップえんどう」の筋取りが、お家にあるアレを使うだけで簡単キレイに!驚きのアイデアに「目からウロコ」「見ていて気持ち良いー!」
まいどなニュース / 2024年5月6日 15時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください