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パチンコ新機能「ラッキートリガー」は低迷するパチンコ業界復活の救世主になれるのか

日刊SPA! / 2024年3月17日 8時20分

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パチンコ店に掲示されていたラッキートリガーの告知(筆者撮影)

◆迷走と低迷が続くスマパチ
 2022年の1月に5号機が完全撤去、6号機だけの市場になってからパチスロはかなり厳しい状況に追い込まれました。しかし、同年11月に導入されたスマスロから人気が再燃し、復活を遂げたように見えています。

 それに対し、パチンコはパチスロが落ち込んでいた時期にこそ盛り上がったものの「客が付くのは一部機種だけ、ほかは最初だけは客付きがよくても数週間もすれば空き台だらけだよ」とは、都内某店長の嘆き。

 こんな嘆きがそこかしこから聞こえるくらい、パチンコは元気がありません。そうなってしまう最大の要因はホールの使い方があまりにも悪く、抜けるだけ抜こうとして、とてもじゃないけど打つに耐えないくらいにしか回せないから……と、筆者は思ったりします。そういう意味では自業自得だなと思わざるを得ませんが、ただ機械的、スペック的にも迷走している面も否定できません。

◆スマスロとくらべて地味な改変

 スマート遊技機として好調のスマスロと同時に発表されたスマパチは、ホール導入はスマスロから半年ほど遅れはしましたが、2023年のゴールデンウィーク直前という絶好のタイミングで登場しました。その遊技性やスペックに期待していたホールもファンも多かったはず。

 スペック的な改変点としては、ラッシュの引き戻しチャンスであるCタイムを搭載し、ラッシュの爆発力はパワーアップしており、「地味ながらもツボにはまったときの爆発力は期待できるのでは……」と期待されていました。とはいえ、有利区間のゲーム数が撤廃という目玉があったスマスロと比べると、どうしても地味感は否めませんでしたが……。

 そして、これが業界関係者の誰もが口を揃えるほどの大コケに。スマート遊技機導入当初は専用ユニットが足らないという問題があったものの、これでスマパチ用のユニットがだぶ付き、結果としてスマスロの導入を加速させたという皮肉な結果にもなったわけです。

◆スマパチの普及を願うホール事情

 ファンにとっては引き戻しが期待できるといっても、そこまで期待できるほどではない。それなのに初当りだけが重くなったという印象になってしまい、スマパチとP機で同時に導入されたタイトルなどは、P機ばかりに人気が集中するほど。

 では、ホール関係者はスマパチの普及にNOを突きつけているかというと、そうでもないようです。あるホールの店長は「スペック面など問題は多いが、本音を言えばスマパチも普及してほしい。なぜなら玉の補給や回収などにおけるトラブルがなくなり、人件費も削減できるから」と、スマパチのメリットもあると話します。

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