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福田萌が“妊娠30週”での飛行機搭乗でトラブルに。新生児にも悪影響の恐れが…なぜ危ないのか

日刊SPA! / 2024年3月23日 8時54分

◆日系エアラインの規定は?

 日系エアラインANA、JALの妊婦搭乗に対する規定はほぼ同じだ。「出産予定日を含め28日以内に搭乗予定の妊婦には医師の診断書が必要」とのことになる。加えて「出産予定日を含め14日以内に搭乗予定の妊婦には医師の同行が必要」となる。

 出産予定日までの経過を週数で数えることが一般的ではあるが、基準日の規定が国によって違うことがあるために、出産予定日を基準にして〇日前の旅行としたほうがわかり易いことから、エアラインのホームページの説明は日数表記になっている。

 また、機内での座席指定に制限はないが、非常口座席のみは非常時に客室乗務員の援助ができることが条件となることから妊婦は指定できない。

 加えてJALは、飛行中の注意として、「※座席はトイレに立ちやすいように通路側をお勧めします」「※長時間の飛行のときは足の体操をしましょう」「※シートベルトは直接ベルトが子宮を圧迫しないように毛布の上から締めてください」と3つのアドバイスをしている。エアラインの規定からも、妊婦の飛行に適しているのは、「安定期である妊娠12週から28週頃まで」ということになる。

◆「飛行に適した時期は12~26週」と記載も

 世界に目を向けると、妊婦は搭乗旅客だけの話ではないことがわかる。国際民間航空機関(ICAO)が妊婦パイロットに対して定めた規定があるので紹介したい。「低リスクで合併症のない妊娠の場合、飛行に適した時期は12~26週と考えられる」と書かれている。搭乗旅客よりも2週早い規定だけで、妊婦のパイロットも業務として搭乗が可能なのだ。

 搭乗客の機内出産についてのデータが発表されている。2019年のオックスフォード大学の研究では、次のように報告された。「1929年から2018年の間に73便の民間航空便で 74人の乳児が生まれた。乳児のうち71人は出産まで生き残ったが、2人は出産直後に死亡し、1人の安否は不明である。フライトの77%が国際線で、全フライトの26%が機内での緊急出産のため目的地変更となった」とのことである。

 これによると、世界での機内出産の発生回数は1年に1回未満であるという統計となった。

◆妊娠中に搭乗するなら選ぶべき機体は?

 日本発着のフライトで2023年以降の事例を報道から調べてみた。2023年1月には成田空港からドバイに向かったエミレーツ航空の機内で出産があった。また、2024年2月羽田から台北松山空港に向かったエバー航空機内でも事例があった。これら2例は両社のSNSで拡散された可能性はあるが、エアラインのホームページ上のニュースになった形跡はない。

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