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福田萌が“妊娠30週”での飛行機搭乗でトラブルに。新生児にも悪影響の恐れが…なぜ危ないのか

日刊SPA! / 2024年3月23日 8時54分

 過去には、海外においてフライト中の出産で該当の母親と赤ん坊に一生涯無償になる航空券が贈られた事例もあった。2009年にエアアジア機のペナン発クチン行の便のフライト中に出産した母子にエアアジアが贈呈した。これなどは例外中の例外で、エアラインにとっては無事な出産は慶事であるとはいえ、緊急性が高い場合は目的地変更などの可能性もあり、死産の例もある。航空券獲得を狙って出産間際に搭乗する事例が出ないとも限らず、最近では聞くことはない。

 一度飛び上がると、目的地に着くまで基本的に降りることが出来ない飛行機での妊婦のフライトは避けるに越したことはない。もし、どうしても必要があれば、安定期と言われる妊娠28週までに旅行を計画することだ。

 そして、機体に強度の高い炭素繊維を多用したエアバスA350やボーイング787を選ぶという手もある。与圧が高く設定できることから、より地上に近い機内環境であり、湿度も高く保てるとの評価がある。健常者であっても長時間のフライトは、疲労が蓄積される上にエコノミークラス症候群の可能性がある。大事な母体とお腹の子のために、できる限り安定期以外の妊婦の飛行機旅行は避けることが望ましいと思う。

<TEXT/北島幸司>

【北島幸司】
航空会社勤務歴を活かし、雑誌やWEBメディアで航空や旅に関する連載コラムを執筆する航空ジャーナリスト。YouTube チャンネル「そらオヤジ組」のほか、ブログ「Avian Wing」も更新中。大阪府出身で航空ジャーナリスト協会に所属する。Facebook avian.wing instagram@kitajimaavianwing

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