オニツカ、アシックス、ミズノ…「日本のスニーカー」が大復活。履き心地が段違い
日刊SPA! / 2024年3月27日 15時52分
オニツカタイガー「MOAL 77」。3万800円。写真は公式HPより
こんにちは、シューフィッターこまつです。靴の設計、リペア、フィッティングの経験と知識を生かし、革靴からスニーカーまで、知られざる靴のイロハをみなさまにお伝えしていこうと思います。
◆世界の「オニツカ」
今、ちょっといいスニーカーが欲しいのであれば、日本のメーカーを選んでおけば間違いありません。まずは、アシックスの前身、オニツカタイガーから。ショップはいつも訪日外国人を中心にぎっしり。本社は設立以来「靴の町・神戸」です。1949年のメーカー設立当時は「鬼塚商会」としてキャンバス地の靴をつくっていましたが、現在は表参道に旗艦店を構えるまでに成長。世界各国でもオニツカのショップがあるのはどこも一等地か高級店です。設立当時から靴の町ならではのクオリティの高さで、どれもハズレはありませんが、個人的一推しは製造も日本のNIPPON MADEシリーズの「MOAL 77」。
1970年代のモデルがベースですが、レトロな外見とは裏腹に6㎜厚のGELが埋め込まれ、ソールのスポンジも超軽量でへたりが来ない最新素材というギミック満載の1足。おそらくフルマラソンも楽勝で走れます。どれもシンプルでノスタルジックなのに全然疲れないという「オニツカ」の評判はかねてより海外でも有名で、特に最上級クオリティの「NIPPON MADE」シリーズは誰もが見惚れてしまいます。「オニツカ」ブランドはレトロモデルだけではなく、真逆の「超・厚底シリーズ」も並べられており、次に何が出てくるかわからないワクワク感にあふれています。
◆もう部活靴じゃない「アシックス」
そんなオニツカタイガーは70年代に改名。「健全な心は健全な肉体に宿る」のラテン語の頭文字で「アシックス」へ。履いたことがない方はほぼいないでしょう。多くの学校の指定靴が今でもアシックスがダントツです。筆者も中学校の「外履き指定靴」がはじめてのアシックスでしたが、「きちんとした靴ってこんなに丁寧につくるのか」と足元を思わず二度見しことが今でも忘れられません。今でこそわかりますが、つくりの違いは日本人特有の「小さいカカト幅」。これは写真を見ても時代をまたいで変わっていません。カカトがブレると下半身から体幹がぶれ、即ケガにつながります。甲の高さも時代に柔軟で、オニツカ時代はかなり高かった甲が、今のモデルは現代版にアップデートされ、華奢な足にも吸い付く薄めに設定されたものも多くあります。「ゲルライトⅢ」などは典型で、どんな甲の高さにも合うようになんとベロが真っ二つに分かれています。
この記事に関連するニュース
-
ちょっとしたお出かけに大人気のワンマイルシューズ、選び方を間違えている人が多い
日刊SPA! / 2024年4月24日 15時51分
-
「脱ぎ履きしやすいスニーカー」おすすめ4選 手を使わず“一瞬で”履けるモデルも【2024年4月版】
Fav-Log by ITmedia / 2024年4月16日 7時0分
-
スニーカーは4月中旬までに買うべし。メーカー別「買ってはいけない靴と買うべき靴」
日刊SPA! / 2024年4月10日 15時52分
-
サロモン、アシックスetc.ハイテク一強時代にこそ推したい“プレミアム”なVANS
&GP / 2024年4月7日 21時0分
-
足の爪、正しくケアできている? 専門家がお手入れ方法や靴選びのポイントを伝授!
ananweb / 2024年4月6日 18時0分
ランキング
-
1映画「もののけ姫」の映えスポットで撮影した女性の投稿に大反響! 「言われなくても生きそう」「無敵感がすごい」
よろず~ニュース / 2024年5月2日 15時0分
-
2深夜の通話中、突然寝てしまった! 実は意外な「寝落ち」のしくみ
オールアバウト / 2024年5月3日 20時45分
-
3大きすぎるクルマはコインパーキングにとめられない!? 車高の「高い・低い」も制限あり! 駐車NGの条件ってどんなもの?
くるまのニュース / 2024年5月3日 17時10分
-
4暗い場所で物がよく見えない…もしかして“鳥目”? 原因&対策を眼科医に聞いてみた
オトナンサー / 2024年5月3日 20時10分
-
5【業務スーパー】手土産にもおすすめ♪ 「ダブルチーズケーキ」が可愛くて上品
イエモネ / 2024年5月3日 15時0分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください