「ユニクロだと少し物足りない人」が買うべき“最高コスパの春アイテム”3選

◆★niko and …
・ダンボールピグメントプルオーバー　5940円

　ここ最近のファッショントレンドは古着加工。どのブランドもヴィンテージ風、ユーズド風の加工を施しており着古した感じが人気です。こうしたヴィンテージ加工品は確かに「こなれ感」が出てくれるものの、同時に少し「若い印象」だったり「清潔感のなさ」が目立つことも……。

　そこでniko and…のこちらがおすすめ。ダンボールニット素材にピグメント加工を施したヴィンテージ風スウェットシャツです。段ボール素材とは光沢がありシワがつきにくい……言ってしまえば「綺麗なスウェット素材」。

　普通チャンピオンなどのスウェットはシワがつきやすくガサガサとした風合いが多いですが(それが魅力なんですが)、こちらはクリーンなイメージ。光沢のある風合いはまるでドレスで使うハイゲージニットのような素材感なんです。

◆古着風なのに清潔感がある「不思議な調和」

　そんなクリーンなダンボールニットにピグメント(顔料)染めを行なっています。ピグメント染めは繊維の奥まで浸透せず表面だけに色を乗せることができるため、ヴィンテージっぽい色むらのある風合いに仕上がります。

　クリーンなダンボールにヴィンテージテイストの加工をしているので……見た目はまんまリアルなヴィンテージですが、風合いは光沢があり、シワがよらずクリーンなテイストが維持できる。なので、古着風なのに清潔感がある「不思議な調和」を持ったアイテムがこちらなのです。

　大人が選ぶならこれがいいでしょう。思い切りのヴィンテージも捨てがたいですが、こうしたクリーンな要素があるとコーディネートもしやすいもの。何も考えずともトレンド感も清潔感もいいとこどりできる名作です。

　以上、ユニクロGU以外のおすすめ品でした！

【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超！ （Twitterアカウント:@MBKnowerMag）

―［メンズファッションバイヤーMB］―