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大人気の投資塾講師が「日経平均10万円」と強気予測する根拠とは。10倍株を探す「四季報読破」のコツも伝授

日刊SPA! / 2024年4月9日 15時59分

世界的に日本企業の本当の実力がいよいよ評価される時代に入ったことを示唆していると言っていいでしょう。そう考えると、外国人投資家の買い圧力は当面は続くはずで、日本株はまだまだ伸び代があると思います。

◆10年後には「日経平均10万円」の時代が来る

また、日経平均の株価推移には、世界大恐慌時のNYダウとの類似性が見てとれることも興味深いと思います。

過去の歴史を振り返った時、株式市場で日本のバブル崩壊に匹敵する下落を経験したのは、1929年世界大恐慌をきっかけに暴落した「ブラック・サーズデー」しかありません。この時、NYダウは1929年9月に取引期間中の最高値386.10ドルを付けた後、1932年6月の最安値42.31ドルまで約3年間かけて▲89%下落しました。

一方、日本のバブル崩壊は、1989年12月に取引期間中の最高値38,957.44円を付けてから、2003年4月の最安値7,606.69円まで同じく約3年間で▲80%下落しました。さらににその後、ITバブルを経て日経平均は2009年3月にバブル後最安値の7,021.28円とピークから▲82%下落となりました。

約8割の下落を経験した2つの大暴落には、その後の回復軌道に奇妙な一致が見られます。実は、おおよそ最安値を記録した時点から約14年後に、NYダウも日経平均も約4倍の回復で一致します。日米の株式市場が大暴落後の回復軌道で酷似しているのは、興味深いことです。

もし日経平均の回復軌道がこの後も当時のNYダウの回復軌道を辿ると仮定するとどうなるか? その前提で試算すると、日経平均は5年以内に5万円、10年以内に10万円、20年以内に15万円、という水準が、実は導き出されてきます。

もちろん、この計算は当時のインフレ等の経済環境を考慮せずに単純比較したものですから、その通りになると言い切れるものではありません。ただ、実際に過去経験した株式市場の回復実績であることも事実です。足元では日本企業が世界的に再評価され始めている状況も踏まえれば、当時のNYダウと同じく「10年後に日経平均が10万円」になっていてもまったく不思議ではありません。

◆10倍株を探す武器は「会社四季報」以外ありえない

大きく伸びる期待が持てる銘柄を探すために、「会社四季報」はとても参考になります。私は最新号が出たら毎回すぐに読み込み、だいたい興味を引く100銘柄ほどを選ぶので、読破した後には付箋だらけになっています(笑)。そこから実際に投資する候補を厳選した25銘柄に絞り込みます。

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