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“日本一危険”と評判の駅に行ってみた。黄色い線の内側に並べない… ――大反響GWトップ10

日刊SPA! / 2024年5月2日 15時45分

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黄色い線の内側は、1人分のスペースしかない

大事件ばかりがニュースではない。身近で巻起こった仰天ニュースを厳選、今回は「ゴールデンウイーク」にまつわる記事に注目し反響の大きかったトップ10を発表する。観光地にお出かけ、鉄道を利用した人も多いこの時期に読んで欲しい第4位の記事はこちら!(集計期間は2018年1月~2023年12月まで。初公開2019年10月14日 記事は取材時の状況、ご注意ください) *  *  *

 列車が駅に到着、または通過する直前、ホームで流れる「黄色い線の内側に下がってお待ちください」というおなじみのアナウンス。線路への転落や列車との接触事故を避けるための注意喚起で、誰もが一度は聞いたことがあるはずだ。

 だが、この黄色い線の内側が人ひとり分のスペースしかなく、ギャグかと思ってしまうほどホームの狭い駅が大阪にある。それが「中津駅」(大阪市北区)だ。

◆ホームが狭すぎて並ぶと危険?

 梅田駅の隣駅ということもあって関西では知っている人も多く、ネット上では“日本一危険な駅”にも名前が挙がっている。今回、初めて中津駅を訪れたが、都内でホーム幅の狭い駅として有名なJR御茶ノ水駅の比じゃないレベル。

 なんと黄色い線(点字ブロック)とその間の待機スペースの幅がほぼ同じ。これでは乗車口に列を作って並ぶことも不可能だ。

 そもそもの話、普通の駅にはあるはずの乗車口の位置を案内するホームのペイントもなければ、上から吊り下げられたプレートも見かけない。これは「並ぶな危険!」というのを暗に示唆しているのだろうか?

 中津駅は両側を線路に挟まれた島式ホーム2つを持ち、平日は約520本の列車が発着。1日あたりの乗降客数は2万1949人(2017年)で、さらに神戸三宮駅方面に向かう神戸線、宝塚駅方面と結ぶ宝塚線の乗り換え駅になっており、実際には統計以上の利用客がいる。

 特に朝の通勤ラッシュ時は、ホーム端にある唯一の階段に向かって人が殺到。階段寄りの部分は、ホームを埋め尽くすほどの人で覆われる。実際に転落事故や列車との接触事故も多く、最近だと2019年4月に人身事故が起きている。

 筆者が訪れたのは昼過ぎだったため人もまばらだったが、1つしかない階段は非常に狭く、車いす用の階段昇降機の設備は見当たらない。

◆飲んだ日は怖くて利用できない

 正直なところ、車いすの方がこの駅を利用するのは危険極まりないだろうし、ベビーカーの利用もおすすめできない。いずれも脱輪、転落のリスクが高いからだ。

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